リベラルアーツ研究教育院 News

コリーン・クリスティナ・シュムコー准教授が「創作チャレンジ表彰」を受賞

  • RSS

2026.07.10

image

東京科学大学(Science Tokyo) リベラルアーツ研究教育院のコリーン・クリスティナ・シュムコー准教授(音楽学・三味線)が、公益財団法人 日本伝統文化振興財団による「第15回中島勝祐創作賞」において、「創作チャレンジ表彰」を受賞しました。

本表彰は、今回をもって休止となる「中島勝祐創作賞」において、開始以来継続して作品応募を行ってきたシュムコー准教授の邦楽創作への熱意と、日本音楽の国際的な普及への貢献が高く評価されたものです。公益財団法人 日本伝統文化振興財団は、「今後の創作活動さらには日本音楽の普及における国際的な活躍を期待する」としています。

image

(左から)公益財団法人日本伝統文化振興財団 中島勝祐創作賞事務局の市橋雄二氏、シュムコー准教授、
「日本の藝」主宰の加藤繁治氏

シュムコー准教授は米国シカゴ出身。2007年より三味線を学び始め、2009年に来日しました。東京藝術大学大学院博士課程修了後は、三味線音楽および日本伝統音楽の音楽学・分析研究に取り組み、2026年度からはScience Tokyoで英語教育を担当し、邦楽ほか、文化人類学、民俗学などを研究しています。また、着任後に「Shamisenology(シャミセンオロジー)」と題して、三味線の魅力を伝える自主的なイベントを開催するなど、三味線の魅力を伝える活動を積極的に行っています。

コリーン・クリスティナ・シュムコー准教授の受賞コメント

「2009年に研究のために初めて来日して以来、私は中島勝祐先生の作曲作品のファンであり続けています。ある三味線の演奏会で、先生の曲が生演奏されているのを偶然耳にしたのがきっかけでした。それ以来、修士論文のテーマとしても、また発表してきた数々の論文を通しても、三味線という楽器にこれほど豊かな音楽を表現させつつ、常に人間の営みと深く結びつけ続けた彼の成功の真髄を理解することに、自らの時間を捧げてきました。

ですから、中島先生が生前に最も近くにいらした方々、そして三味線の伝統を深く研究し、現在も精力的に演奏活動をされている方々に、過去15年間にわたり私の音楽を聴いていただき、講評をいただけたことは、私にとって常にこの上ない光栄でした。

私の音楽は中島先生のそれとは異なりますし、私は日本の伝統的な家元制度の中で三味線を演奏し、邦楽界で育まれてきたわけでもありません。しかし、審査員の先生方が、三味線の演奏家および作曲家としての私の可能性と成長の双方を認めてくださったこと、とりわけ私の最新作『陣屋前』に期待を寄せてくださったことは、今後の研究と作曲活動の目標に向けて、新たな野心と明確な指針を与えてくれました。

なお、この『陣屋前』は、地域の方々に自分たちの歴史や文化を知ってもらうための教育的試み、そして衰退しつつある伝統芸能の活性化への貢献を目指し、『松戸万作踊り』のために書き下ろした作品です」

  • RSS

ページのトップへ

CLOSE

※ 東京科学大学の教育に関連するWebサイトの構成です。

CLOSE