リベラルアーツ研究教育院 News

高校生・受験生のための「オープンキャンパスオンライン2022」で、リベラルアーツ研究教育院 院長の山崎教授が模擬講義を実施

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2022.10.03

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2022年度のオープンキャンパスが、8月10日(水)開催され、リベラルアーツ研究教育院 (ILA)院長の山崎太郎教授による模擬講義「オペラへの招待」がオンライン形式で行われました。

冒頭、山崎教授は「幅広い教養とコミュニケーション能力」を担うのがリベラルアーツ研究教育院での教育であると紹介。そして、大学での「学び」と「教養(リベラルアーツ)」について、「理系や文系という単純な分類ではなく、人間を取り巻く広大な自然界の仕組みを知るための知的な好奇心や探求心を学ぶことが重要。例えば、人間の思考能力を土台として発展してきた学問『人文科学』『社会科学』『自然科学』は、それぞれに大きく結び付いている。自分の専門の背後に広がる大きな世界が自分の学問と結びつき、さらにいろいろな形で多くのことに結びつくのだという広い視野を養うこと。情報量の多さが教養ではなく、知恵に対するひとつの姿勢、自分の知らない関係のない分野に興味を持ち続けていくことで知の領域が広がり、どこかで自分の関心につながるのではないかというリスペクトを持つことが必要です」と、オープンキャンパスオンラインを視聴する受験生に向かって熱く語りました。

時間をかけて丸ごと「味わう」芸術の世界。オペラの世界へようこそ!

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山崎教授による今回の模擬講義は自身の専門でもあるドイツオペラ。モーツァルトの作品「魔笛」を題材に約2時間にわたって行われました。まず、オペラは「歌とオーケストラ、舞台美術と衣装、言葉と演技といったさまざまな要素が一体となって人々の情念と社会の複雑な様相を描き出す総合芸術」であると紹介し、オペラの起源についても解説。

さらにオペラは単なる娯楽や古典芸能ではなく、劇場が教育機関の役割を果たし、演出家は上演作品について社会的な意義を意識して演出していることや、「オペラの定番演目はリメイクが多い」といったトリビア的な情報も紹介。総じて「オペラを学ぶことはヨーロッパ社会の文化の成り立ちをより深く理解するための一助になる」と、教養としてオペラを学ぶという今回の講義の狙いを語りました。

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続いて「魔笛」の実際の音源を用いた登場する役柄と声域・声種の説明や、登場人物の相関関係、第一幕と第二幕の筋書きにまつわる所説についての解説など、オペラを丸ごと「味わう」ためにあらゆる趣向を凝らした講義が行われました。

山崎教授自身の美声も披露されるバラエティに富んだ講義の動画は、以下の画像をクリックしてご覧ください。

また、本編に続く模擬講義続編の動画は、以下の画像をクリックしてご覧ください。


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