リベラルアーツ研究教育院 News
今回、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院の教授陣によるオンライン講座の第1回としてお送りするのは、渡辺暁准教授(スペイン語教育、ラテンアメリカ地域研究)の「チェスは世界をつなぐ」です。渡辺准教授は、実はかつてのチェスの日本チャンピオン(1999~2001年)であり、チェス・オリンピアード(国別対抗戦)にも5回出場し、チェスの入門書も執筆しています。2020年にはオンラインで開催されたオリンピアードにも参加しました。
この講座ではその時のチームメイトでもあった、現在セントルイス大学チェスチームに所属する星野かれんさんを迎え、対話形式でチェスそして語学教育について話していきます。また、東工大のスペイン語上級+文化演習の受講生の皆さんにもご協力を頂きました。(2021年1月収録)
チェスは、世界中で広く親しまれるボードゲームです。世界各地で統一ルールで、ローカルレベルから国際試合まで、さまざまな大会が様々な場所で行われてきました。しかし、2020年からはコロナ禍のため、そうした大会のための物理的な移動ができなくなり、一気にオンライン化が進みました。(動画では触れていませんが、現在は対面での大会も少しずつ復活してきています。)Netflixのドラマ『クイーンズ・ギャンビット』の大ヒットで、一般にもよく知られるようになったことと合わせて、チェスというゲームは今後どのように変わっていくのでしょうか?そして、チェスという競技の経験は、今の渡辺准教授の仕事にどのような影響を与えているのでしょうか。
今回の講座では、チェスを通して世界の変化について考えると同時に、チェスを指すという行為と大学でのアカデミックな活動とのつながりについて、考えてみたいと思います。
第1章:「イントロダクションーチェスプレーヤーとしての私」(約15分)
第2章:「オンライン・チェス・オリンピアード」(約20分)
第3章:「東工大スペイン語クラスの学生さんと」(約23分)
最4章:「チェスとアメリカの大学生活」(約23分)
第5章:「エピローグ」(約2分)
第1~5章を続けて視聴するには、こちらから。(約85分)