リベラルアーツ研究教育院 News

川名晋史准教授 沖縄基地問題を9ヶ国の国際比較を通じて共同研究

新著『基地問題の国際比較―「沖縄」の相対化』に琉球新報も注目

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2021.04.13

東工大リベラルアーツ研究教育院の川名晋史准教授と9名の共同研究者による、沖縄米軍基地問題についての国際比較研究が多方面からの関心を集めています。

『琉球新報』(2021年4月2日付)
『琉球新報』(2021年4月4日付)

『基地問題の国際比較―「沖縄」の相対化』
『基地問題の国際比較―「沖縄」の相対化』

9ヶ国の事例から行われたこの研究の成果は、川名晋史編『基地問題の国際比較―「沖縄」の相対化』(明石書店)として2021年1月に刊行され、『琉球新報』(2021年4月4日付)にも報じられました。

川名准教授のコメント

「基地問題」 というとき、おそらく人によってそれが意味するものは違っていると思います。
ある人は「基地があることが問題」と捉えるでしょうし、ある人は「基地があることの問題」と捉えるかもしれません。
前者は目的(基地の撤去)志向で、後者は学問志向といってもいいでしょう。
われわれの研究はあくまでも後者であり、世界の基地問題の比較をとおして沖縄の問題に適用可能な政策を模索しようとしました。
日本で基地研究といえば、日米関係や沖縄に関する歴史研究、あるいはジャーナリズムが主流ですから、この手の研究はほとんど手つかずです。
沖縄に還るために沖縄を離れる、というわれわれの大事なメッセージが、本書の副題である「沖縄の相対化」に込められています。

川名准教授

2021年5月11日 琉球新報の提出日付に誤りがあったため、以下の通り修正いたしました。
修正前:2021年4月2日付
修正後:2021年4月4日付

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