リベラルアーツ研究教育院 News

NHK『クローズアップ現代+』にリベラルアーツ研究教育院の西田亮介准教授が出演

「なぜ起きた?弁護士への大量懲戒請求」

  • RSS

2018.12.13

西田亮介准教授

西田亮介准教授

10月29日(月)の『クローズアップ現代+』「なぜ起きた?弁護士への大量懲戒請求」にリベラルアーツ研究教育院の西田亮介准教授が出演しました。

番組では、一般市民がネットを通じて、弁護士の資格剥奪などを弁護士会に求める懲戒請求を行い、それに対して弁護士側が市民を訴えるという異例の裁判が各地で起こされていることを取り上げ、その背景となっているネット社会の混乱について報じました。
この裁判は、弁護士会が出した朝鮮学校への補助金交付をめぐる声明に関して、あるブログが一般市民に特定の弁護士の弁護士資格剥奪を呼びかけ、およそ1000人の市民がそれに応じて懲戒請求を行ったことに対して起こされました。
それらの市民は、直接の利害関係が無いにもかかわらず、単純な正義感や匿名性から生じる気軽さから懲戒請求に応じたといいます。ネット上では自分と類似の意見だけが増幅される閉鎖的な空間が出来、その中の情報を信じ込んで行動してしまう危険性が指摘されていますが、今回の市民の判断や行動もこの中で引き起こされたのではないかと報じられました

西田准教授は、現代社会においては情報の過剰性をめぐる混乱が生じているとし、他者の権利を侵害せず、尊重できる社会とはどんな社会か、そのために何が必要かを改めて考える必要性があると指摘し、そのコメントで番組が締めくくられました。

  • RSS

ページのトップへ

CLOSE

※ 東工大の教育に関連するWebサイトの構成です。

CLOSE