生命理工学系 News
東京工業大学※ヨット部女子は9月15、16日に神奈川県三浦郡葉山町森戸海岸沖で開催された第91回関東学生ヨット選手権大会(以下、秋インカレ)女子レースに出場し、スナイプ級で遠藤優さん(生命理工学院 生命理工学系 学士課程3年)と鈴木晴菜さん(環境・社会理工学院 融合理工学系 学士課程2年)のペアが総合6位で入賞しました。 秋インカレ女子レースは、スナイプ級と470級の2種目で総合成績を競い合う団体戦です。東工大ヨット部女子はスナイプ級、470級にそれぞれ2艇が出場し、大学別の総合成績では5位をおさめました。
ヨットレースは、刻々と変わる風や潮を読み、速さを保ちながら進路を決めていくという、高度な戦略と戦術が要求される頭脳スポーツです。レースは参加艇が一斉にスタートし、海上に設置されたブイを決められた順序で規定回数まわり、フィニッシュの順位を競います。全日本学生ヨット選手権大会では、スナイプ級と470級の2種目で競技が行われます。
スナイプ級は、メインセールとジブセールという2枚のセールを持つレーシング・ディンギーを使用します。スピードにあまり差が出ないため、風を味方にし、他艇と駆け引きをしながらレースを展開する必要があります。船底にあるベルトに足をかけ、上半身を外に出してバランスをとり、艇の傾きを抑えます。
470級は、メインセールとジブセールのほかに、スピンネーカーというセールが付いたレーシング・ディンギーを使用します。受ける風が多いのでスピードは出ますが、バランスを崩しやすいため、艇の傾きを抑えるためにトラピーズというワイヤを装着し、艇の縁に足をかけて体ごと海上に乗り出してバランスをとります。
「経験が少ないペアで、強風の中、結果を出せたことを嬉しく思います。思考力や集中力を要するヨットレースでの経験は今後の学業や成長にとっても大きな財産になると感じます。サポートしてくれた仲間や応援して下さる方への感謝を忘れず、今後も更なる高みを目指し頑張っていきますので応援よろしくお願いいたします。」
部活動としても歴史が古く、一般社団法人くらまえ潮会という会員数400名を誇るヨット部OB/OG会が、「一人前のセーラーを育てることは、すなわち一人前の社会人を育てること」をモットーに、現役部員の活動を全面的に支援しています。今回の大会への出場も、OB/OG会の支援を受けています。
※東京工業大学は、2024年10月に東京医科歯科大学と統合し、東京科学大学(Science Tokyo)となりました。