生命理工学系 News
東京工業大学ヨット部の女子部員4ペア8人が、第32回全日本学生女子ヨット選手権大会関東水域選考会において、スナイプ級と470級の2種目を勝ち抜き、9月に開かれる第32回全日本学生女子ヨット選手権大会への出場を決めました。東工大ヨット部の同大会への出場は、両クラス(級)共に2年連続となります。
6月29、30日に江の島ヨットハーバー(神奈川県藤沢市)で行われた同選考会では、スナイプ級で20艇中3位(谷古宇・小早川ペア)、 11位(遠藤・鈴木ペア)、470級で23艇中15位(伊藤・笹澤ペア)、 17位(山田・後藤ペア)の成績を収めました。
第32回全日本学生女子ヨット選手権大会は、9月20日~23日に葉山沖(神奈川県葉山町)で開催されます。
私たちにとって2度目の全日本女子レース出場となります。研究室に所属することになった今では、物事について疑問を持ち、深く探究する日々を送っています。ヨットも同様に、自然を相手にベストな走らせ方を試行錯誤することで、さらなる高みを目指すことができます。今年の大会は、私たちにとって最後の出場となるので、これまでの集大成となるよう、入賞を目指して頑張ります。応援よろしくお願いいたします。
私たちペアにとって初めての全日本女子レースになります。学業で基礎知識が重要であるのと同様に、ヨットにおいても基本動作が重要です。本戦でも、基本に忠実でありつつも自分たちの中で最高のパフォーマンスが発揮できるように努力し、サポートしてくださる周りの人たちへの感謝を忘れず、頑張りたいと思います。応援よろしくお願いいたします。
ヨットは風や波を利用するため、気象学や流体力学などの知識が必要となることがあります。ペアと知識を共有しながら練習したことで今年も選考会を突破することができ、目の全日本女子レースへ進むことができました。まだまだ課題は山積みですが、昨年よりも2度成長した姿を見せられるように頑張りたいと思います。応援よろしくお願いいたします。
私たちにとって初めての全日本女子レース出場となります。学業と同じように疑問が生じたらペアで話し合い、解決策を模索しながら練習に励んできました。これからも全力でヨットに向き合い、全日本ではよりよい結果を残せるように頑張ります。そして、サポートや応援をしてくださっている全ての方々に心より感謝申し上げます。引き続き応援よろしくお願いいたします。
ヨットレースは、刻々と変わる風や潮を読み、速さを保ちながら進路を決めていくというように、高度な戦略と戦術が要求される頭脳スポーツです。レースは参加艇が一斉にスタートし、海上に設置されたブイを決められた順序で規定回数まわり、フィニッシュの順位を競います。全日本学生ヨット選手権大会では、スナイプ級と470級の2種目で競技が行われます。
スナイプ級は、メインセールとジブセールという2枚のセールを持つレーシング・ディンギーを使用します。スピードにあまり差が出ないため、風を味方にし、他艇と駆け引きをしながらレースを展開する必要があります。船底にあるベルトに足をかけ、上半身を外に出してバランスをとり、艇の傾きを抑えます。
470級は、メインセールとジブセールのほかに、スピンネーカーというセールが付いたレーシング・ディンギーを使用します。受ける風が多いのでスピードは出ますが、バランスを崩しやすいため、艇の傾きを抑えるためにトラピーズというワイヤを装着し、艇の縁に足をかけて体ごと海上に乗り出してバランスをとります。
部活動としての歴史は古く、一般社団法人くらまえ潮会という会員数400人を誇る体育会ヨット部OB/OG会が、「一人前のセーラーを育てることは、すなわち一人前の社会人を育てること」をモットーに、現役部員の活動を全面的に支援しています。今回の大会への出場も、OB/OG会の支援を受けています。
ヨット部の活動は東工大基金によりサポートされています。