生命理工学系 News
東京工業大学ヨット部のOB・OGで構成されるチームGRADs(グラッズ)が、4月20日から21日にかけて葉山沖(神奈川県)で開催された「Diners Club NIPPON CUP 葉山シリーズ2024」に出場し、U30クラス(30歳以下の部)で優勝を果たしました。東工大OB・OGとしては2年ぶり2度目の優勝になりました。
微風から強風までコンディションが変化する中、2日間で5レース開催されました。U30クラスは全5チームが参加し、GRADsは初日の3レースですべて1位、2日目の2レースでは2位、3位の成績を残し、総合で優勝しました。
GRADsは、引退後もヨットを続けたい東工大ヨット部のOB・OGの有志者で結成され、大学院生として研究にいそしむ傍ら、定期的に時間を作ってヨットに乗り、複数の大会に参加しています。チームの代表の八鍬さんは、舵をとるスキッパーとして活躍しました。
今回の大会には、過去に優勝経験のあるチームも参加しており、1秒を争うような接戦が繰り広げられましたが、仲間と力を結集し、辛くも優勝を勝ち取ることができました。大学の部活動で築いた友情は私にとってかけがえのない宝物であり、東工大を卒業したメンバーを含め、この特別なチームで戦えたことを大変うれしく思います。また、この激戦を通じて、他のチームの同世代の選手とも知り合い、学外に新たなつながりが増えたことは大きな喜びです。卒業後もこのつながりを大切にしていきたいと考えています。
さらに、このチームの活動や部活動で培った、協力して一つの目標に取り組むためのチームワークや広い視野、問題解決能力は、研究室のメンバーと協力して問題解決を目指す研究生活に生かされています。学業との両立は決して容易ではありませんが、今後も一層努力しながら活動を続けていく所存です。
東工大ヨット部はほとんどの部員が未経験で入部していますが、日頃の練習や先輩に学んだ知識を活用して、全日本ヨット選手権大会などで数々の成績を残しています。会員数400人を誇るOB・OG会である一般社団法人くらまえ潮会は、「一人前のセーラーを育てることは、すなわち一人前の社会人を育てること」をモットーに、現役部員の活動を全面的に支援しています。
ヨット部の活動は東工大基金によりサポートされています。