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科学教室「5放射相称の構造特徴を見つけよう」を開催

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2024.03.13

東京工業大学生命理工学院は、令和6年2月11日(日曜日)に、本学大岡山キャンパス西3号館5Fの生命科学基礎実験室を使用して、小学生親子向け科学教室「5放射相称の構造特徴を見つけよう」を開催しました。本イベントは生命理工学院の浜口幸久名誉教授、OB/OGらの支援と、東工大基金事業のサポートを受けて開催されました。本学や生命webの広報などを通じて小学4年生から6年生の親子24組を募集のうえ、抽選の後24組の親子にご参加頂きました。

始めに浜口幸久名誉教授がヒトデやウニなどの棘皮(きょくひ)動物の生態と構造について講義を行いました。今回は、特に5放射相称の構造的特徴を解説し、実際にそれを手にとって観察するための予備知識を伝えました。その後、実際の生き物を使って動物の構造の観察とそれらの運動の観察を行い、さらにウニの骨格であるウニ殻を使用したウニランプ工作を体験してもらいました。

浜口名誉教授による講義

浜口名誉教授による講義

構造と運動の観察では、ウニは棘の長さにより生息環境が異なることを体験しました。砂や小石に隠れる様子の観察を通じて、棘が短いウニは砂の中に、棘が少し長いウニは小石の中に適応して生息することが実感できます。また、イトマキヒトデの体は硬いようですが、障害物で拘束しても柔軟にすり抜けることができます。参加者はハスノハカシパン、タコノマクラ、バフンウニ、イトマキヒトデに実際に触れてそうした特徴を確かめました。また、AR(Augmented Reality、拡張現実)も用意し、スマホやタブレットで覗きながらの観察も実施しました。

小石に隠れようとするタコノマクラ

小石に隠れようとするタコノマクラ

障害物を抜けようとするイトマキヒトデ

障害物を抜けようとするイトマキヒトデ

ウニランプの作成では、バフンウニの殻を使用し、木製スタンドに埋め込んだライトを覆うように接着しました。ウニは菅足と呼ばれる無数の触手のような器官で歩きます。殻には管足が抜け落ちた穴があり、そこから漏れるライトの光を観察することで管足の位置を確認し、ここでも5放射相称の構造を観察してもらいした。完成したウニランプは参加者に持ち帰って頂きました。

ウニランプ作成方法を説明する様子

ウニランプ作成方法を説明する様子

ウニ殻とLED光が漏れた管足の穴

ウニ殻とLED光が漏れた管足の穴

参加者からは「5放射相称の模様がライトで照らされると浮き上がって美しかった」「動いていないと思っていた生き物が、意外に活発に動いている事を知って驚いた」「ヒトデは触ると硬いのに、柵をすり抜ける時には柔らかく動いて面白かった」「実際にさわって観察でき、とても貴重な体験だった」などのコメントがありました。

作製したウニランプを持っての集合写真

作製したウニランプを持っての集合写真

お問い合わせ先

東京工業大学 生命理工学院

奥村英一 助教

E-mail : okumura.e.aa@m.titech.ac.jp

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