生命理工学系 News
東工大のものつくりサークル「マイスター(Meister)」が、「第45回鳥人間コンテスト2023」の飛行距離を競う「人力プロペラ機部門」に出場し、飛行距離3,851.83 mで13チーム中4位の成績を収めました。この模様は8月30日に読売テレビ・日本テレビ系で放映されました。
機体名は「REVIVAL」です。コロナ禍による活動停止や部員不足、離陸直後の墜落の経験など、厳しい状況下にあったマイスターを「復活させる」という意味を込めて名付けられました。自分たちで作った機体が飛ぶ瞬間を夢見て、部員が一丸となって設計から製作まで全て1年かけて取り組みました。
本番当日は、厳しい暑さと向かい風の中、琵琶湖の空を17分間力強く進みました。結果、入賞とはなりませんでしたが、2015年以来の高順位となりました。
また、チームの歴史・伝統を理解し、応援リーダーの圧倒的な熱量とともに発せられる応援がパイロットに届き、人々の心を打ったとして高く評価され、SUPPORTER賞を受賞しました。
暑い日も寒い日も、幾多の試行錯誤を重ねながら機体を製作してきた部員の想いを背負って飛ぶ責任は、決して軽いものではありませんでした。しかし、共に戦ってきた仲間たちからREVIVALのエンジンと操縦を任され、パイロットとしての責任を負えたことは本当に幸せでした。
人力飛行機を作り、そして飛ばすという、浪漫に満ち溢れたこの経験は私たちの宝物です。私たちを支えてくださった皆さまに心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。
そして、1年間活動を共にした後輩たちの機体製作がすでに始まっております。Meisterのさらなる飛躍に向けて、どうか今後とも応援していただけると幸いです。
この1年間、得意の数学、プログラムを活かして機体全体に関する設計、最適化、解析や電気系統、操舵機構の製作を行ってきました。すべてを捧げる勢いで部活に打ち込み、長時間におよぶ作業もみんなで頑張って乗り越えてきました。
本番直前にもかかわらず試験飛行で機体が大きく壊れながらも必死で修復を行って、最後はきれいに飛び立つことができたからこそ、その感動はすさまじいものでした。そうした苦楽をともにした仲間であるので、心の底からパイロット川見を応援していました。
コンテストへの出場、飛行を達成するまでついてきてくれた仲間や、さまざまな場面でご支援いただいた皆さまに感謝申し上げます。
安藤一生さん(生命理工学院 生命理工学系 学士課程3年)主任
有本航さん(工学院 機械系 学士課程4年)
武内悠仁さん(理学院 物理学系 学士課程3年)
篠田高志さん(工学院 機械系 学士課程3年)
伊藤周平さん(工学院 学士課程2年)
塚本萌加さん(工学院 機械系 学士課程2年)
山﨑翔太さん(工学院 機械系 学士課程2年)
齋藤諒人さん(理学院 物理学系 学士課程2年)
大友正晴さん(工学院 システム制御系 学士課程3年)主任
村田健大朗さん(物質理工学院 材料系 学士課程3年)
塩松祐華さん(お茶の水女子大学 理学部 学士課程3年)
上田賢治さん(物質理工学院 材料系 学士課程2年)
小野実紀さん(工学院 機械系 学士課程2年)
桝野光平さん(情報理工学院 情報工学系 学士課程2年)
矢柴裕雄さん(工学院 システム制御系 学士課程2年)
石田愛翔さん(生命理工学院 生命理工学系 学士課程4年)主任
川見昴瑠さん(生命理工学院 生命理工学系 学士課程4年)パイロット
田中大地さん(理学院 数学系 学士課程3年)
本吉信二さん(理学院 化学系 学士課程2年)
加藤遼太朗さん(理学院 物理学系 学士課程2年)
駒場啄舞さん(工学院 機械系 学士課程3年)主任
入江真優さん(工学院 電気電子系 学士課程3年)代表
山岸優和さん(工学院 機械系 学士課程2年)応援リーダー
楠佳泰さん(工学院 機械系 学士課程2年)
イリアス・アユブさん(環境・社会理工学院 融合理工学系 学士課程2年)
西森湧也さん(情報理工学院 数理計算科学系 学士課程3年)全体設計・主任
長谷川恒平さん(理学院 物理学系 学士課程3年)
鈴木悠太さん(工学院 機械系 学士課程2年)
長谷部匠さん(工学院 機械系 学士課程2年)
二見裕樹さん(工学院 機械系 学士課程4年)主任
加藤優奈さん(物質理工学院 材料系 学士課程3年)
鈴木涼介さん(工学院 電気電子系 学士課程2年)
金子明弘さん(物質理工学院 応用化学系 学士課程2年)
※役割は出場時のもの。
マイスター(Meister)の活動は東工大基金によりサポートされています。