生命理工学系 News

動画で見る東工大研究「植物の成長に貢献する『KODA』の効率的な生成法を発見」

植物由来の肥料・農薬の低価格での安定生産に期待

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2022.05.18

東京工業大学 生命理工学院 生命理工学系の下嶋美恵准教授(生命理工学コース主担当)らの研究グループは、植物の生長調節に関わる低分子化合物9,10-α-ケトールリノレン酸(KODA)の合成手法の新規開発に成功しました。
本研究では、より低コストでのKODAの安定生産を目指し、α-リノレン酸を多量に含む植物の葉を活用して生化学的にKODAを生成させる新手法を開発しました。今後は、KODAの作用機序の完全解明を目指した研究へと発展させることが可能になります。将来的には、KODAを肥料や農薬に配合し、農業における利用普及が進むことが期待されます。

社会背景と研究概要

植物の生長調節作用を持つKODAは、約20年前に日本で初めて発見され、植物由来の生理活性物質として知られています。農業上の利用価値が高いと期待されてきたにも関わらず、安定的で高効率なKODA生産方法は未だ確立されず、生産効率の低さと生産コストの高さが課題です。特に、試薬として市販されている純度の高いKODAは、その原料であるα-リノレン酸の価格の高さと化学合成プロセスの複雑さも高価格を招く要因となっていました。

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