生命理工学系 News
東京工業大学の特別専門学修プログラム「実践型アントレプレナー人材育成プログラム(PEECs)」を担当する山本直之教授(ライフエンジニアリングコース主担当)ら教員9名が、公益社団法人日本工学教育協会の第25回工学教育賞(業績部門)を受賞することが決まりました。同協会が3月18日、発表しました。表彰式は9月8日、信州大学長野キャンパスを会場にオンラインで開催される同協会第69回年次大会で行われます。
日本工学教育協会のサイトによると、工学教育賞は「日本全国の工学系高等教育機関において、先導的、革新的試みによって工学教育の発展に多大の刺激と貢献を与えた波及性に富んだ業績」に対して贈呈されます。
実践型アントレプレナー人材育成プログラム(PEECs; Practical-Based Entrepreneurship Education Courses)は、すずかけ台キャンパスにおいて、複数の学院(工、物質理工、生命理工、環境・社会理工)にまたがる、ライフエンジニアリング、生命理工学、都市・環境学、イノベーション科学の各大学院コースの連携により設置された、全学的な特別専門学修プログラムです。修士課程と専門職学位課程の学生が履修します。異なる専門分野の大学院生からなる混成チームを形成し、医療機関・地域行政・民間企業と連携しながら現場ニーズを把握したデザイン×ものつくり教育を実施し、スタートアップ企業や既存企業による新事業の創出を促進する人材の育成を行っています。
PEECsの主要科目「デザイン創造基礎」の授業風景(2019年度)。毎年、系・コースを超えた協働が行われています。
この度、我々の「異分野融合型PBLを基軸とする実践型アントレプレナー人材育成プログラム」が、公益社団法人日本工学教育協会から第25回(2020年度)工学教育賞業績部門の表彰を受けることになり、大変光栄かつ嬉しく思っております。我々の活動は、現在すずかけ台キャンパスで開講している「実践型アントレプレナー教育プログラム(PEECs)」において展開しており、新しいアントレプレナー人材育成教育を目指しています。一連の活動は、これまでに東工大教育賞優秀賞などで表彰を受けており、長年に渡りましてプログラムの支援等でご協力頂いた関係の皆様に深く感謝申し上げます。