生命理工学系 News
東京工業大学で学ぶ留学生が集まる東京工業大学留学生会(Tokyo Tech International Students Association、以下TISA=ティサ)と柔道部が合同で11月2日、「TISAと柔道部が一緒に柔道体験」(JUDO EXPERIENCE with TISA JEx and JUDO club)を開催しました。
計16人が集まり、日本の伝統的なスポーツである柔道を体験しながら、留学生と日本人学生の国際交流を図るイベントでした。
参加した留学生は柔道部の学生から柔道着の着方、ルール、受け身、基本的な技などを習い、試合形式の練習をしたり、柔道部員の練習試合を見学しました。
全員が流暢に英語を話せるわけではないものの、話す側はジェスチャーなどを交えて伝えようとし、聞く側は理解しようとする耳を持ち、それによってコミュニケーションをとることが出来ました。
また「柔道を体験してみたい」と参加した留学生は、柔道で大切とされる「礼儀」を感じとることができました。試合を始める前と終わった後の相手に対する礼、練習の始めと終わりに柔道場に対する礼の姿勢を体験しました。
留学生には日本文化を知るだけでなく、実際に体験できる機会となりました。また、日本人学生にとっては母語でない言語で相手にどう伝えるか工夫する場となりました。国際交流の場としてもいい機会になったようです。
私は人工知能について研究しています。長期的な目標は人類をもっと幸せな世界へ導くAIを作ることです。
このイベントに参加したことで、柔道の楽しさを学び、おまけに柔道による小さな引っかき傷も得ることができました。 日本人学生、留学生と交流しながら、伝統的で実践的である柔道という日本の文化を体験しました。 TISAと柔道部のみなさんありがとう!
私は生命理工学系2年です。TISAに入ろうと思ったのは、今回のようなイベントを企画することを通じて、国際交流の機会を持てればと思ったからです。
留学生にとっても、日本人学生にとっても楽しい経験になったかと思います。そして何より、自分自身も柔道体験と国際交流を楽しむことができました。 柔道部の方々が、準備や当日の進行など大きな役割を果たしてくれたことに感謝しています。
今後ともTISAとして留学生と日本人学生が楽しみながら交流できるイベントを企画していければと考えています。
私は情報工学系村山研究室の修士2年で人口知能の研究をしています。私はTISAに2019年夏ごろ参加しました。この経験を通じて、東工大における留学生コミュニティの支援とともにイベントを企画する能力やリーダーシップの技術を学んでいきたいです。
TISAの日本交流委員会(Japanese EXchange committee, JEx)オフィサーとして、初めて監督したイベントでした。同じTISAの森響さんが柔道部とのコミュニケーションに優れており、時間内にすべてを予約することができたため、イベントの計画が楽になりました!また、「d.school comes to Tokyo Tech 2019」(リーダーシップ教育院が2019年10月に開催した「デザイン思考」の本質を理解するワークショップ)で学んだファシリテーターのコツを試すこともできました。改善の余地はもちろんあるのですが、楽しいイベントだったと思います。
私は学士課程4年で、有機金属錯体の研究を行っています。研究のかたわら、部活動にも励んでおり、このような多文化交流イベントに参加しました。これからも積極的に国際交流を行い、東工大柔道部の魅力を発信していきたいです。
違う文化の人たちが柔道を楽しめたことを嬉しく思います。
TISAは、東工大留学生の学生生活の補助、および学内の国際交流を促進することを目的として、2007年に設立された学生団体です。学内の留学生との接点を増やしたい・異文化交流に興味がある・将来留学を考えている・語学力を伸ばしたい、そんな東工大生をいつでも歓迎しています。
東京工業大学柔道部は長谷川博師範の下、部員10人で活動している、創部100年以上の歴史を誇る公認サークルです。
活動場所は、主に大岡山キャンパスの地下武道場で、現役部員の他にも多数の留学生が一緒に練習に参加し、柔道を通じた国際交流にも力を入れています。柔道を楽しむことを大切にしているため、経験者はもちろん初心者も気楽に参加できます。
このイベントは東工大基金によりサポートされています。