生命理工学系 News
生命理工学院 生命理工学系の藤枝俊宣講師(生命理工学コース主担当)が、イギリス王立化学会が発行するバイオマテリアル・サイエンス(Biomaterial Science)誌の新進研究者(Emerging Investigators) 2019に選定されました。
本賞は2014年に創設され、バイオマテリアル(生体材料学)分野における世界中の若手研究者の中から約20名が選ばれる有力な国際賞です。2014年、2017年に続き今回が3度目の選定で、東工大の研究者が選ばれるのは初めてです。バイオマテリアル分野で権威ある学会誌バイオマテリアル・サイエンス誌の編集会議、顧問会議および過去の新進研究者が審査し、バイオマテリアル分野の未来に与える影響力と将来性を考慮して受賞者を選定します。
同誌は新進研究者2019の特集号も組んでおり、藤枝講師らの短編総説「生体に対して力学的に適合するプリンテッドナノ薄膜(Printed Nanofilms Mechanically Conforming to Living Bodies)」も同号に掲載されています。
大変名誉な機会をいただき、光栄に存じます。これまでに取り組んできた研究内容が評価されたことを嬉しく思います。この場を借りて共同研究者の先生方、学協会の関係者、そして、日夜研究に励む学生の皆様に厚く御礼を申し上げます。藤枝研究室は2018年11月に生命理工学院で産声を上げたばかりです。これを励みにしてバイオマテリアルの発展に尽力する所存です。本学の医療技術を1日も早く患者様やそのご家族、また、医療従事者の方々に届けられるよう研究室一丸となり、引き続き研究活動に取り組んで参ります。