生命理工学系 News
5月26日、大岡山キャンパス70周年記念講堂にて、2018年度以降の学士課程入学者を対象とする「大隅良典記念奨学金」の第1回授与式を開催しました。 同日に開催されたホームカミングデイ2018の大隅良典栄誉教授特別講演会に先立ち行われたもので、この4月に本学学士課程に入学した5名に対し、益一哉学長から奨学生証が授与されました。
「大隅良典記念基金」は、2016年ノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅栄誉教授からの多額の寄附を原資として、2017年1月に設置されました。「学生に対する修学支援」「若手研究者に対する研究支援」「基礎研究を実施するための研究環境の整備」に活用され、2018年3月現在において460件、合計2億8,640万円の寄附をいただいています。
そのうちの一つ、「学生に対する修学支援」事業として設立された「大隅良典記念奨学金」は、優れた人材が全国から東工大に集結し、将来のリーダーとして国際的に活躍できる人材を育成することを目的としています。
奨学生5名には、大隅栄誉教授から「奨学金を授与された皆さんおめでとうございます。私が大学に入った時、全国から学生が集まってきていたのが印象的でした。大学に入学した当初は人生にとって非常に大きな時間であり、そこでたくさんの色々なバックグラウンドを持つ人たちと触れ合うのは大学生活においてとても大切なことだと思っています。
また、地方から東工大を目指す人が増えるのは大学の活性化にも繋がるとの思いで本奨学金をスタートさせていただきました。ぜひ東工大で、これまでとは違うことにチャレンジしながらたくさんの人と触れ合って、楽しい学生生活を送ってほしいと思います」とのメッセージが贈られました。
初回募集となった今回は全国の高等学校等※1から多数の推薦があり、無事本学への入学が決まった5名に対し、原則として学士課程の標準修業年限(4年)以内※2で奨学金(月額5万円)が支給されます。
本奨学金は毎年9月に募集を開始します。詳細は以下のページにてご確認ください。
高等学校等関係者の皆さまからのご推薦をお待ちしています。
2030年に世界トップ10に入るリサーチユニバーシティを目指す東工大のさらなる飛躍に向けて、「大隅良典記念基金」の趣旨をご理解いただき、引き続き、温かいご支援を賜りますようお願いします。
大隅良典栄誉教授が「オートファジーの仕組みの解明」により、2016年ノーベル生理学・医学賞を受賞しました。受賞決定後の動き、研究概要をまとめた特設ページをオープンしました。
「大隅良典記念基金」は、大隅栄誉教授がノーベル賞を受賞したことを機に、将来の日本を支える優秀な人材の育成などを目的として設立されました。学生の修学支援や若手研究者の研究支援などに活用します。