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快挙!! 東工大スキー部女子 第51回全国学生岩岳スキー大会にて女子総合優勝

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2024.08.22

 東京工業大学競技スキー部のアルペン部門女子チーム(本学生7名)が、2024年2月から3月にかけて長野県で開催された第51回全国学生岩岳スキー大会において、競技スキー部史上初の総合優勝を果たしました。その優勝について、2024年7月26日に益一哉東京工業大学学長に報告しました。

 報告会では、大会結果や初優勝に至った経緯、コロナ禍をどう乗り越えてきたかなどについて、学長とお話ししました。暫く女子部員がいない状態が続いたが、2020年から1人、2人と部員が増え、7人の強力なチームを結成することができ、トップレベルで戦うことができるようになったなどの経緯が挙げられました。

 全国学生岩岳スキー大会は、アルペンスキー競技において、日本で1番出場選手数の多い学生大会であり、今年で51回目を迎える歴史ある大会です。

 アルペンスキーは、斜面に立てられた旗門を通り滑降し、スタートからゴールまでのタイムを競う競技です。種目は、高速系2種目と技術系2種目の4種目があり、高速系は2月、技術系は3月に行われました。1年生のみが出場できる新人戦は3月に行われました。いずれも競技は個人戦でそれぞれの種目で順位がつき、その順位に応じてチームにポイントが入ります。チームの合計点数で総合順位が決まります。
 今大会は、最後日のレース最後まで接戦が続きました。今大会は全国から女子42チーム約120名、男子63チーム約300名が参加しました。大学以前から競技をやっている経験者が表彰台を占める中、本東工大チームは高速系9位入賞(田中瑶子)、新人戦6位入賞(竹内珠乃)、同じく新人戦8位入賞(田辺夏凜)の成績を収め、また全員がポイントを獲得し、総合優勝することが出来ました。東工大男子チームは総合3位入賞を果たしました。

 東工大競技スキー部は、アルペン、クロスカントリー、ジャンプの3部門で構成される体育会系公認サークルです。現在は、女子10名、男子27名の合計37名で活動しています。オフシーズンは筋トレやランニング、登山、球技などを通して総合的に身体を鍛えると共に、ローラースキーやインラインスケートを用いてスキーの技術的なトレーニングも行っています。アルペン部門はピスラボやスキーシミュレーター、ジャンプ部門はサマージャンプなどを通して、より実践的なスキーのトレーニングも行っています。シーズン中は多くの時間を雪山で過ごし、国立大学十大戦優勝、インカレ一部昇格を目指して切磋琢磨しています。

小川咲希(元主将 学士4年)

 私がスキー部の存在を知った当時、女子部員は0人、HPの部員紹介ではふざけた写真や寝ている写真ばかりで、入部するとは思いませんでした。しかし新歓ではHPとは異なり、素敵な雰囲気と楽しそうな活動内容であり、入部を決めました。現在のスキー部のHPやSNSは青春全開な写真や動画で溢れています。過去の先輩方が見たら、これほんとに東工大スキー部?!となりそうです。
 私が入部したときの先輩は6人、同期は4人でした。アルペン部門はそのうち4人で、女子は私1人だけでした。2年生の時は女子の後輩が入部せず、また1人でした。3年生の時、意を決して主将になりました。私はスキーとスキー部が大好きだったので、それを後世に繋ぎたくて、主将として、主任として、部員として、「みんなが世界一幸せなスキーヤーだと思える部活にすること」を目標に、一生懸命みんなを引っ張りました。特に新歓を頑張りました。その結果、後輩が20人でき、30人規模の部活となりました。
 先シーズン、部員生活最後の年にして、岩岳で女子総合優勝することができました。誰1人欠けられなかった優勝で、みんなに本当に感謝しています。

竹内珠乃 (学士1年:新人戦6位入賞)

 大学に入ってからアルペンスキーを始め、新人戦で入賞することが出来たのは、とても嬉しく思います。幼少期からレジャースキーはしていましたが、初めて競技として向き合うアルペンスキーは、疾走感に溢れて、一回一回の練習がとても楽しかったです。ご指導いただいているコーチや先輩方、切磋琢磨できる仲間への感謝を忘れずに、来シーズン以降も頑張っていきます。

田辺夏凜(学士1年:新人戦8位入賞)

 私は中高までサッカーをやっており、大学からアルペンスキーを始めたので、シーズンの初めはスキーの基本であるカービングターンを習得するところから始まりました。東工大では珍しく女子部員が多く、部内でお互いを刺激し合える環境であるからこそ団体優勝、新人戦入賞ができたと感じています。次のシーズンではさらに良い成績を残せるよう夏のトレーニングから頑張ります。

【大会時の写真】

技術系出場選⼿

チームメンバー全員(学年は2024年2月当時)
田中瑶子   環境・社会理工学院 修士課程2年
小川咲希   生命理工学院 学士課程4年
太田菜生   環境・社会理工学院 学士課程2年
番所めぐみ  工学院 学士課程2年
竹内珠乃   工学院 学士課程1年
田辺夏凜   生命理工学院 学士課程1年
根岸杜和   物質理工学院 学士課程1年

表彰式の様⼦

表彰式の様⼦

新人戦6位入賞(竹内珠乃 学士1年)

新人戦6位入賞(竹内珠乃 学士1年)

小川咲希

小川咲希

小川咲希

2024年度 競技スキー部 集合写真

2024年度 競技スキー部 集合写真

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