生命理工学系 News
9月7日(月)~8日(火)に開催された「第14回バイオ関連化学シンポジウム」にて、上野研究室の菱川湧輝さん(生命理工学院 生命理工学系 上野研究室 博士後期課程1年)がポスター賞を受賞しました。
菱川さんの発表タイトルは「タンパク質ケージの内部空間設計による芳香族クラスターの構築」です。
本年度のバイオ関連シンポジウムは web 開催という異例の形式で開催されるためポスター審査に関しても通常とは異なる⽅法で審査をせざるを得ない状況になりました。
本シンポジウムにおきましてはこのような状況下でも可能な限り公平かつ厳正な審査を⼼がけてオンライン審査を含めた⼆段階審査にて評価いたしました。
審査担当者のコメントを拝⾒する限り、どの発表も素晴らしい内容で採点が困難であったようですが、56 名の審査対象者から 20 名の⼆次審査を選定し、さらに 6 名のポスター賞(うちトップ 3 名を RSC 賞)としました。
来年度の開催は通常開催に戻ることを願うばかりですが、本年度のポスター審査を今後の研究活動にお役⽴ていただければと思います。
この度は、第14回バイオ関連化学シンポジウムポスター賞を受賞することができ大変光栄です。
オンラインによる開催でしたが、全国各地の研究者と活発に議論することができました。発表中は、研究の意義と将来展望を伝えることを特に意識しました。
ポスター発表中に、いただいたコメントを今後の研究に活かすとともに、将来的には、芳香環の配向と動的挙動を精密に制御したタンパク質を設計していきたいと考えています。
これまで研究を指導してくださった上野隆史教授、安部聡助教、Maity特任助教、研究の遂行に協力してくださった研究室のメンバーに、この場を借りて感謝申し上げます。