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河野はるかさんが「日本ビタミン学会第71回大会」において学生優秀発表賞を受賞

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2020.01.17

2019年6月7日(金)~8日(土)に鳥取県とりぎん文化会館で開催された「日本ビタミン学会第71回大会」にて、一瀬研究室の河野はるかさん(生命理工学院 生命理工学系 博士課程1年)が学生優秀発表賞を受賞しました。

河野さんの発表タイトルは「キノノイドジヒドロプテリジン還元酵素の基質認識機構の解析」(◎河野はるか、古田忠臣、原怜、一瀬宏)です。本大会の口頭発表のうち、学生が発表者であった52演題の中から若干数の学生優秀発表賞が授与されました。河野さんは、TSUBAMEを用いてドッキングシミュレーションと分子動力学的解析(MD)を駆使して、不安定なキノノイド型ジヒドロビオプテリンを基質とする本酵素の基質認識機構を解析しました。

学生優秀発表賞を受賞した河野はるかさん

学生優秀発表賞を受賞した河野はるかさん

河野はるかさんのコメント

「このような賞を頂けるとは思っておらず、連絡が来た際は大変驚きました。本研究では分子シミュレーションを中心に用いていますが、実のところ一瀬研究室は実験的手法がメインです。そのような中で「異色」の研究が始まったきっかけのひとつは、自分の特性と近年の計算機科学の動向を鑑み、「ぜひ計算を取り入れたい」と私が一瀬先生に無茶なお願いをしたことにあります。無茶ぶりを聞いて下さり、日頃から研究のご指導をいただいております一瀬宏教授、実験的アプローチやタンパク質科学的知見からのご指導等して下さる原怜助教、シミュレーション手法を中心にご指導をして下さる櫻井研究室の古田忠臣助教、いろいろと無茶苦茶な私を温かく見守ってくださっている研究室メンバーをはじめ、お世話になっている皆様に深く感謝申し上げます。

試行錯誤、紆余曲折を経て次第に研究が形になっていく中で今回受賞できたこと、大変嬉しく思います。今後は論文化に向けてより一層研究に励んでいきます。」

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