生命理工学系 News
6月4日から8月8日までの10週間、東工大が短期留学生を受け入れたサマープログラム2019で、プログラムに参加した留学生のうち12人が日本人の家庭を訪ねるホームビジット(家庭訪問)が行われました。留学生の日本文化体験および東工大生との交流を目的としたこのホームビジットは、サマープログラムとウィンタープログラムの参加学生を対象とし、6回目の開催となりました。今回は、本学職員の7家庭が受入先となり、留学生から好評を得ている体験型の催しを提供してくれた家庭が多くみられました。本学学生も加わり、食事をともにし、遊びや会話が弾みました。
留学生と一緒にホームビジットを体験した本学学生5人のメッセージを紹介します。留学生ロベルト・リバスさん(カーネギーメロン大学)とジェミー・リウさん(ハーバード大学)の報告は英語版に掲載しました。
私が今年夏から交換留学で渡航する留学先(カリフォルニア州立大学バークレー校、UC Berkeley)の学生さんと交流し、非常に充実した時間を過ごすことができてとてもよかったです。「手巻き寿司パーティー」「たこ焼きパーティー」「花火」はどれも日本文化を象徴するもので、自分たちの文化を通じて日本に興味を持った学生と交流することで、日本文化の新しい楽しみ方や側面を学ぶことができました。バークレーの学生とは留学先でも交流する予定でとても楽しみにしています。
ホームビジットは英語を勉強するモチベーションにもつながり、留学に行くよりも簡単に英語を話せるため、今後機会があれば自分の家にも留学生を招待したいと思います。
留学生と交流し、海外について学んだり日本を紹介したりすることで刺激を感じたいと思い、今回ホームビジットに参加しました。
お昼ごはん、夜ごはんを食べながらたくさんお互いの国について話をしました。やっている研究や、専攻、大学のこと、学校のこと、食べ物、習慣などについても話をしました。留学生3人とも異なるバックグラウンドをもっており、それぞれの国で違う点、似ている点がたくさんあることがわかりました。
いろんな話をしましたが、その中でも日本よりもアメリカのテキサスでは車の少しの衝突は全然気にしない話や、上海の小学校には昼寝の時間があり、中学校では目の運動を1日に2回もやることは印象的でした。他にも、日本語にある四字熟語のうち、中国語由来のものとそうでないものの話をしたり、全体として何かの違いに感心したり驚いてばかりでした。また、そういった違いを自分が現地に行って肌で感じてみたいとも思いました。
海外の学生と交流をする機会は今まで何度かありましたが、より距離を縮められるホームビジットという形では初めてだったので貴重な経験でした。修士になってからこのプログラムを知ったので、今回初めての参加でしたが、とても密度の濃い時間を過ごさせていただきました。各国の文化や大学教育の違いの話などもでき有意義な会でした。
本サマープログラムは、「スーパーグローバル大学創成支援事業(Top University Global Project)」による取組みの一環として開始しました。
「スーパーグローバル創成支援事業」は、2015年に文部科学省が開始したプログラムで、日本の高等教育の国際競争力の向上を目的に、海外の卓越した大学との連携や大学改革により徹底した国際化を進める、世界レベルの教育研究を行うトップ大学や国際化を牽引するグローバル大学に対し、制度改革と組み合わせて重点支援を行うことを目的としています。東京工業大学は、これからも留学生と本学学生の交流の場を創出するため様々な活動を行っていく予定です。