生命理工学系 News
増田研究室の清水隆之さん(大学院生命理工学研究科 生体システム専攻 博士後期課程)が公益財団法人・日本科学協会平成28年度笹川科学研究奨励賞を受賞しました。
日本科学協会は、大正13年に科学者相互の協力と科学知識の普及により国利民福を図ることを目的に設立された歴史ある団体です。毎年35歳以下の若手研究者を対象とした研究費助成事業(笹川科学研究助成)を行っています(採択率20%程度)。
笹川科学研究奨励賞は、当該年度に笹川科学研究助成を受けた研究者の中から、特に優秀な研究成果を挙げた者に授与されるもので、平成28年度は、320名の採択研究者の中から清水さんを含む20名が選ばれました。今回の賞は、清水さんが取り組んだ「生体機能を制御する新物質硫化水素の細胞内シグナル伝達の分子機構」に関する研究に対して贈られました。2017年4月21日にANAインターコンチネンタルホテル東京において、授賞式および受賞者研究発表会が開催されました。
この度の受賞を受け、清水さんは「研究助成に採択されたことが充分嬉しいことだったのですが、まさか奨励賞を受賞できるとは思いませんでした。助成金のおかげで、様々な実験を試験的に行うことができたのも、良い成果が出せた理由だと思います。専門外の方々からも評価を得られたことは、今後の研究の励みになります。」とコメントしています。