生命理工学系 News
動画「生命の真理を探り、新たなものを作り出す」
東工大の生命理工学院では、複雑で多様な生命現象を理解しようとする研究から、ライフサイエンスとテクノロジーの知識を駆使した工学的な研究に至るまで、幅広く行われております。
大隅良典栄誉教授が行うオートファジーの研究もその一つです。オートファジーとは、一言で言えば、細胞内で自分自身のタンパク質が分解される仕組みのことです。最近では、オートファジーの機能をコントロールできれば神経疾患などの治療に役立つこともわかってきており、この分野の研究に力が注がれています。
こうした功績が認められ、大隅栄誉教授は2015年にカナダのガードナー国際賞および国際生物学賞を受賞しました。ガードナー国際賞は、医学に対して顕著な発見や貢献を行ったものに与えられる学術賞で、医学に関する賞として最も顕著な賞の一つです。また、国際生物学賞は、生物学の奨励を図ることを目的として昭和天皇の在位60年を記念して創設され、生物学の研究において優れた業績を挙げ、世界の学術の進歩に大きな貢献をした研究者に授与されます。これらの受賞を記念して2015年11月に開かれた講演会では、大隅栄誉教授の他に、生命理工学の分野で研究を進めている以下4人の研究者が、各々の講演テーマに沿って生命理工学の面白さを高校生たちに伝えました。
その様子を動画にまとめましたので、ぜひご覧ください。