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石塚研究室 -研究室紹介 #25-

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2025.05.09

研究室紹介シリーズでは、ひとつの研究室にスポットを当てて研究テーマや研究成果を紹介します。今回は、最新の原子核物理を活用して、新しい原子力システムの開発によるGX促進やがん治療の安全性向上など、より良い社会の実現を目指す、石塚研究室です。

石塚 知香子

原子核工学コース
研究室:大岡山キャンパス・北1号館308室
准教授 石塚 知香子別窓

キャッチフレーズ 原子核物理で安全で安心な医理工の礎を築く!
研究分野 核データ、理論核物理、GX
研究キーワード 核データ、核反応、理論核物理、GX
Webサイト chikako-ishizuka-lab別窓

研究室のアピールポイント

安全で経済性の高い原子力関連施設の実現や重粒子線による癌治療の精度向上、半導体のソフトエラーの軽減など様々な場面で超高精度の核反応情報の整備が求められています。石塚研究室は原子核物理や核データ研究に関連した多様な研究手法を扱っており、個々の興味や学術的背景に応じた課題設定や手法選択が可能です。生活面では国内外での学会発表や論文出版、学振や奨学金の獲得等を通じて、原子核物理の知見を社会に還元できる人材を育成しています。

研究テーマ

■研究テーマ:

石塚研の柱となる研究テーマは核データです。原子核物理と医・理・工の各分野の応用研究を結ぶ代表的な物理量に核反応断面積がありますが、個々の実験値や理論予測値にはばらつきがあるので、これらの情報に基づいて信頼できる評価済み核データが作られます。石塚研では核データとして整備される様々な原子核反応の情報を高度化することでGXを含むより良い社会の実現のために、理論模型や観測量の不確かさ評価手法の開発から評価までを研究しています。

■研究対象:

研究対象は広い意味で原子核物理とそれに関連するもの全般です。原子核物理の部分では核分裂反応、種々のエネルギーでの衝突反応などが挙げられます。観測量の持つ不確かさのそのものの評価や新型炉の動特性や材料の放射化などのGX研究、重粒子・放射線治療に対する核データの影響評価なども研究対象です。低エネルギー核反応は宇宙物理とも深く関連しているため、宇宙・天文分野での研究も応用研究の対象にしています。

研究対象

■研究手法:

研究対象は広い意味で原子核物理とそれに関連するもの全般です。原子核物理の部分では核分裂反応、種々のエネルギーでの衝突反応などが挙げられます。観測量の持つ不確かさのそのものの評価や新型炉の動特性や材料の放射化などのGX研究、重粒子・放射線治療に対する核データの影響評価なども研究対象です。低エネルギー核反応は宇宙物理とも深く関連しているため、宇宙・天文分野での研究も応用研究の対象にしています。

研究手法

教員からのメッセージ

  • 石塚知香子准教授より
研究内容は基礎から医理工応用まで幅広くカバーしていますので、物理の基礎の有無は問いません。個人の興味に沿ったテーマ設定を基本としています。2025年4月現在、20台のPCクラスターと高性能GPUマシンを使用して核反応そのものや原子炉動特性の様々な計算を行っています。研究室のホームページなどを見て少しでも当研究室が気になった方は是非研究室に遊びに来てみてください。現在新たにサーバ室も整備中です。やりがいと楽しさを感じながら研究生活を送れるように全力でサポートします。

お問い合わせ先

准教授 石塚知香子

E-mail : ishizuka.c.686a@m.isct.ac.jp

この内容は掲載日時点の情報です。最新の研究内容については研究室サイト別窓をご覧ください。

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