教育
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「グローバル」という言葉は様々な意味を持っていますが、その一つの解釈として、その対となる言葉をどのように捉えるかという見方ができます。「グローバル:ローカル」、「大局的:局所的」、「マクロ的:ミクロ的」などが、その事例です。地球環境共創コースでは、この複眼的視点の重要性を明確に意識して、工学のみならず、他の学問領域の視点を常に意識しつつ、自らの研究の社会的・時代的意義や役割を語れる人材の育成と研究を推進します。
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地球環境共創コースの教授陣は、都市気象学、河川工学、防災工学、無線通信工学、画像処理、化学工学、生物工学、機械工学、宇宙工学、交通計画、環境政策、資源・エネルギーシステム工学、国際開発、応用系座学、社会学、教育開発学、翻訳学など、様々な分野の教員が「共創」のために集い、研究分野を固定的に捉えないオープンな教育研究を展開します。
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大学のキャンパスや研究室における教育研究は、グローバルな時代だからこそ、普段とは異なる環境での学び・交流・連携を通じて、その価値を高めることができます。地球環境共創コースでは、所属教員の多彩な人的ネットワークを最大限に活用し、海外調査・研修・インターンシップを強力に推奨・サポートします。
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地球環境共創コースの多くの担当教員は、国際的経験が豊富であり、国際協力機構(JICA)、海外大学、民間企業などとの共同研究を実施しています。こうした活動に、多くの学生は関わることができるチャンスがあります。また、海外より、多くの留学生や交流・訪問学生を受け入れています。海外調査・研修・インターンシップを積極的に推奨することに加えて、地球環境共創コースには、身近なところから、グローバルな環境を実現せんとする、積極的な文化があります。
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地球環境共創コースの卒業生(担当教員の元指導学生)は、世界を舞台に多彩な職場で活躍しています。自らの専門性を深めつつ、複眼的に他の分野からも自らの専門分野を客観視し、説明できる地球環境共創コースの卒業生に対する社会的ニーズは今後ますます高まるでしょう。