教育
200番台・300番台の科目において、1年目に学んだ、数学・物理などの科学の基礎知識をもとに、融合理工学系の必修科目群(数理基盤群、工学基盤群、共創基盤群に分類される)を主軸とし、6つの選択科目群(国際開発共創科目群、資源・エネルギー工学科目群、 社会環境政策科目群、地球・地域環境科目群、エンジニアリングデザイン科目群・ 原子核工学科目群)から多様な分野を学べるようにカリキュラムが構成されており、 学際性を備えた新しい理工学人を育成します。
また、多様な主体と共創する能力を実践的に学ぶため、共創基盤群はPBL(Project Based Learning)を取り入れて開講されます。 さらに、数理基盤群および工学基盤群の必修科目については、日本語と英語の両言語を組み合わせたハイブリット型の講義を提供することにより、グローバルに活躍できる理工系人材として必要な能力を身につけることができます。
学士課程へ入学後1年目は、専門分野にかかわらず全学共通の必修科目を中心とした基礎教育を学びます。理工系人材として必要な共通する基礎教育である「導入・基礎科目」(100番台科目)により基礎的能力を涵養します。この「導入・基礎科目」(100番台科目)とは、今後修得を目指す専門分野にかかわらず、東工大生として必要な知識とマインドを身につけることを目的に設置します。
「導入・基礎科目」の学修により所定の要件を満たした学生は、学士課程2年目以降の学院・系における専門教育として、それぞれの系が用意する「基盤科目」(200番台科目)及び「展開科目」(300番台科目)の学士課程カリキュラムに沿って科目を履修します。
「展開科目」(300番台科目)の最終段階には、学士課程の総括として、現行の「学士論文研究」に相当する「学士特定課題研究」を設置し、研究を通じてこれまでに修得した能力を総合的に鍛えます。更に、「学士特定課題研究」を履修することにより芽生えた科学・技術に関する研究への動機づけを強化することを目的として「学士特定課題プロジェクト」を設置し、学生個々の興味・関心に応じて能動的に科学・技術に関連する活動を行う機会を提供します。
※ 学士課程を4年間で卒業する標準的なモデルを示しています。
学士課程から修士課程に進むには入学試験に、修士課程から博士後期課程に進むには進学の審査に合格する必要があります。
融合理工学系からつながる大学院課程には、系の学問領域を深化した「地球環境共創コース」、複数の系と関連を持つ「エネルギー・情報コース」「エンジニアリングデザインコース」「原子核工学コース」があります。