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電子の量子位相干渉と磁気相関の協奏効果を理論的に解明
東京科学大学(Science Tokyo)理学院 物理学系の石塚大晃准教授らの研究グループは、学習院大学 理学部 物理学科の宇田川将文教授と共同で、高伝導度磁性金属における異常ホール効果[用語1]の非自明な温度・磁場依存性を理論的に解明しました。
本成果は、複雑な数値計算によってのみ理解可能と考えられてきた磁性金属の輸送特性について、明瞭な物理的描像を与えるものであり、スピントロニクスや磁性体を用いた量子技術への応用が期待されます。
本研究成果は、米国物理学誌「Physical Review Letters」に2025年12月16日(米国東部時間)に掲載されました。