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人工衛星・スペースデブリの閃光現象を大量検出

東京科学大学 理学院の髙橋一郎研究員は、東北大学・東京大学・理化学研究所・NTT・東京科学大学らの研究者から成る研究グループと共同で、東京大学木曽観測所の広視野カメラ「Tomo-e Gozen」[用語2]を用いて、世界で最も高感度な夜空の「広域動画観測」を行いました。その結果、わずか0.5秒だけ光る閃光現象を1,500個以上発見しました。その多くは人工衛星やスペースデブリが太陽光を反射することで生じたもので、全天では1日に1,000万回もの頻度で発生していることが分かりました。
本研究成果は、2025年11月26日付で科学誌「The Astrophysical Journal」に掲載されました。