教育

物理学コース(大学院課程)学びの体系

より広く、より深く。
世界で活躍する研究者への歩みを支えるカリキュラム。

物理学コースでは、専門知識や技術を学ぶために、関連する科目を科目群としてまとめて、達成度や習熟度に併せて体系的に学べるように構成しています。

    • 東京工業大学
    • 他大学・
      高専専攻科等
  1. 入学試験

     
    学士課程から修士課程に進むには入学試験に合格する必要があります。
  2. 修士課程
    ( 2年 )※1

    科目コード:400番台~500番台

    大学院科目として、物理学の各専門分野の基幹的講義科目に加え、実践的な課題解決能力、国際的なコミュニケーション力を養うカリキュラムを編成しています。学士課程で学んだ、物理学に関する基礎的な知識をもとに、さらに発展させ、基礎物理学分野、物性物理学分野に関し、最新の研究を含め、より先端的な知識を体系的に学ぶことができます。発表技術の向上のための訓練を含んだ共通科目も整備されており、さらに講究および修士論文研究において自ら研究を遂行することにより、専門性をいっそう高めることができるよう構成されています。

    • 共通科目群
      物理学の最先端研究において、ブレークスルーを実現するためには、より広い分野からの新しいアイデアの導入が必要とされます。基礎物理学・物性物理学分野に共通の基幹科目と視点を広げることを狙った科目が開講されます。また、今後必須となる英語の作文力と口頭発表能力を修得するための科目もあります。
    • 基礎物理学科目群
      自然界の基本法則を探求するために、ミクロ極限の基本粒子からマクロ極限の宇宙の大局構造までを扱います。それらを統一的に扱える理論的研究とそれを自然科学として支える実験・観測的研究について、体系的な講義が準備されています。
    • 物性物理学科目群
      物質の示す多種多様な物理的性質の発現機構を量子力学、統計力学、電磁気学等の基本原理から説き起こし、定量的な理解を目指します。対象となる物質は気相、液相、結晶や液晶を含む固相、及びその界面に渡り、磁性等の静的な物性のみならず、超伝導や超流動などの輸送現象や光と物質の相互作用などのダイナミックな現象を扱います。
    • 研究関連科目群
      指導教員の下で修士論文研究に則した理論演習、実験、観測実習を行います。修士論文研究の中間報告として位置付けられる発表形式のコロキウムや、海外での学会参加や短期留学、および海外の学生を招聘する研究会を企画・実施する科目もあります。
    • 講究科目群
      指導教員の下で修士論文研究に則したセミナー、論文講読を行います。

    ※1修士課程を2年間で修了する標準的なモデルを示しています。

    1. 修了

    2. 進学審査
      修士課程から博士後期課程に進むには進学の審査に合格する必要があります。
    1. 他大学・社会人

    2. 入学試験
      他大学から博士後期課程に進むには入学試験に合格する必要があります。
  3. 博士後期課程
    ( 3年 )※2

    科目コード:600番台

    修士課程までで学んだ、基礎物理学分野、物性物理学分野の物理学に関する基礎的および発展的、先端的な知識を用いて、グローバルな立場に立ち、いっそう充実した研究を進めて行くことができるよう構成されています。カリキュラムの中には口頭および論文執筆による研究発表のための高度な訓練や、海外での活動を支援する目的で設けられた科目、国際研究集会を企画するための訓練を行う科目も整備されています。

    • コース専門科目群
      博士論文研究の中間報告として位置付けられる発表形式のコロキウムや、海外での学会参加や短期留学、および海外の学生を招聘する研究会を企画・実施する科目もあります。英語科目では専門雑誌への論文投稿のための作文力と国際会議での発表能力を修得します。
    • 講究科目群
      指導教員の下で博士論文研究に則したセミナー、論文講読を行います。

    ※2博士後期課程を3年間で修了する標準的なモデルを示しています。

  4. 修了

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