超中性子過剰同位元素ナトリウム-39を発見
東京工業大学 理学院 物理学系の中村隆司教授らの国際共同研究グループは、理研の重イオン加速器施設 RIビームファクトリー(RIBF)を用いて、安定なナトリウム-23(23Na:陽子数11、中性子数12、質量数23)より中性子が16個も多い超中性子過剰な同位元素、ナトリウム-39(39Na:陽子数11、中性子数28、質量数39)を世界で初めて生成・観測することに成功しました。この発見により、39Naの原子核が束縛し、存在していることが初めて突き止められました。本研究は、科学雑誌『Physical Review Letters』オンライン版(11月14日付)に掲載されました。また、同誌のEditors' SuggestionとViewpoint (Featured in Physics)に選ばれています。