コンパクトな新奇中性子対の新たな証拠を発見
東京工業大学 理学院 物理学系のKaitlin Cook(ケイトリン・クック)日本学術振興会特別研究員(研究当時。現ミシガン州立大学アシスタント・プロフェッサー)、中村隆司教授、近藤洋介助教らは、ホウ素同位体の中で最も中性子数が多いホウ素19(19B、陽子数5、中性子数14)に中性子ハローの構造を特定し、さらに中性子ハローを形成する2つの中性子がダイニュートロンと呼ばれるコンパクトな新奇の中性子対であることを突き止めた。研究成果は5月27日に米国物理学会の学術誌「フィジカル・レビュー・レターズ(Physical Review Letters)」に掲載され、さらに同学術誌のEditors' Suggestion(編集者の推奨論文)に選ばれた。