物理学系 News&Information
物理学系の虎谷泰靖大学院生(当時)、藤原正規研究員(当時)、石井啓暉大学院生、石田啓太大学院生、古林琢大学院生、松下道雄准教授、藤芳暁助教の研究グループは、高い開口数でありながらすべての収差を補正した対物鏡「虎藤鏡=TORA-FUJI mirror」の設計に成功しました。虎藤鏡では、一つ前の世代の対物鏡で達成した1.耐環境性能、2.高開口数、3.完全な色消しを維持しながら、新たに4.全ての単色収差に対する補正を加えることにより、5.広視野を確保し、究極の性能が実現しています。虎藤鏡の製作は難航していましたが、試作と再設計を繰り返すことで完成に近づいています。研究成果は2019年7月15日(米国時間)に米国物理学協会誌「Applied Physics Letters(アプライド・フィジックス・レターズ)」のオンライン速報版で公開されました。