リベラルアーツ研究教育院 News
本学 未来の人類研究センター、リベラルアーツ研究教育院の若松英輔教授が、NHK Eテレ「100分de名著」に出演します。
「100分de名著」は、誰もが一度は読みたいと思いながらも、なかなか手に取ることができない古今東西の「名著」を、25分×4回の計100分で読み解く番組です。
東日本大震災という、かつて日本人が経験をしたことのない激甚災害から10年を迎えようとしています。
着々と目に見えて復興が進むように思われながら、手の施せないところも限りなくあります。
また、傷ついた心が癒され、安らかな気持ちを取り戻すことの出来る日が本当に来るのかどうか、誰にも見通すことは出来ません。
そして、今、私たちは新型コロナウィルス禍という未知の厄災とも向き合わなくてはなりません。
そのような中、若松英輔教授は「100分de名著」で、寺田寅彦『天災と日本人』、柳田國男『先祖の話』、セネカ『生の短さについて』、 池田晶子『14歳からの哲学』の4冊を取り上げます。
被災地を真摯に見つめ続けてきた経験に、新型コロナウィルス禍の日々の思いを加え、「つながり」の大切さを語ります。そして、「危機との向き合い方」「引き裂かれた魂の恢復」「未来に向けての真摯な思考」といったテーマを、名著の中に読み解いていきます。
この100分は、人々の心の再生と前進のための時間となるでしょう。