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ASEAN-Japan International Research Symposium for Life Science and Technologyを開催

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2023.12.13

ASEAN-Japan International Research Symposium for Life Science and Technologyのロゴ

日程: 2023年11月16 - 17日
場所: Thailand, Bangkok, Chulalongkorn University, Faculty of Science Mahavajirunhis Building、Banyen Conference Hall・Banchao Meeting Room

概要

 日本とASEAN(東南アジア諸国連合)との交流は1973年に設立された日・ASEAN合成ゴムフォーラムに始まり、2023年は交流開始から50周年にあたります。日ASEAN友好協力50周年にあたる2023年、日本とASEANは、政治、経済・文化・青少年交流、観光など幅広い分野で交流事業を実施するという方針を受けて、その活動の一つとして、東京工業大学 生命理工学院が主体となり、チュラロンコン大学 理学部の共催のもと、タイ王国の首都バンコクにある、チュラロンコン大学で”ASEAN-Japan International Research Symposium for Life Science and Technology”を2023年11月16-17日の2日間にわたり開催いたしました。行政から日本アセアンセンター・在タイ日本国大使館・日本学術振興会 バンコク研究連絡センター、また民間からは味の素グループ・伊藤忠ケミカルフロンティア・東レ・竹田理化工業・堀場製作所の協賛を受け、産学官一体となるシンポジウムを開催することができました。参加者の出身国はインドネシア共和国・マレーシア・フィリピン共和国・タイ王国・ベトナム社会主義共和国とASEAN10か国のうち、特に生命理工学院との関係の深い5か国の研究者・学生・企業人に加え、日本から行政官・企業人・研究者・学生の参加があり、出席者60名と盛大なシンポジウムを開催することができました。

口頭発表者の集合写真

口頭発表者の集合写真

シンポジウム

 シンポジウムに先立ち、東京工業大学生命理工学院 梶原将学院長、蒲池利章社会連携担当副学院長と、チュラロンコン大学理学部Pranut Potiyaraj学部長の間で、今後のASEANと日本の連携、特に東京工業大学とチュラロンコン大学の交流に関する意見交換を行いました。

 シンポジウムのオープニングセッションでは、チュラロンコン大学理学部Bancha Polphoka副学部長および東京工業大学 生命理工学院 梶原将学院長からオープニングリマークとして、これまでのASEANと日本の学術連携や今後の更なる発展について述べられました。引き続き、在タイ日本国大使館 一等書記官 内田剛氏より来賓のご挨拶を賜りました。引き続き参加国の代表からの挨拶があり、各国と日本との間のこれまでの友好関係などが紹介されました。さらに、日本学術振興会 バンコク研究連絡センターの億谷尚仁氏からJSPSの活動についての紹介、さらに、HORIBA(Thailand)のChutchai Juntasaro氏から、ASEANでの活動の紹介がありました。

 引き続き学術プログラムが開催され、2日間で合計、18件の口頭発表、14件のポスター発表があり、いずれの発表でも活発な質疑応答が行われました。最終日の学術プログラム終了後には、チュラロンコン大学 理学部 微生物学科 Tanapat Palaga学科長から閉会の辞として、ASEANと日本の今後の関係強化につながる有意義なシンポジウムが開催できたことの報告と、今後の更なる関係強化、シンポジウムの継続的な開催への期待などがありました。

 初日の学術プログラム終了後には、会場をチュラロンコン大学の近くのホテルに移動し、 Banquetも開催され、参加者全員による交流がさらに深まりました。

 上記のように、本シンポジウムは、ASEANと日本の大学のみならず、ASEANに関係する産学官が連携し、学術交流だけでなく産業界とのつながり、行政の関係団体の交流促進にもつながる有意義な取り組みとなったと考えています。このような取り組みを通して、ASEAN関係のこれからの50年を作るきっかけとなることを祈念しています。

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