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細胞制御工学センターコロキウム0042

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日程
2018年11月9日(金)
時間
14:00-15:00
場所
すずかけ台キャンパス別窓 S2棟 7階会議室(第6会議室)
講師
野島達也 博士(東南大学(中国南京)生物電子学国家重点実験室/生物科学与医学工程学院)

タンパク質と高分子(界面活性剤)を用いて液-液相分離(LLPS)状態を人工的に創り出す方法、およびその応用についてお話しいただきます。

興味がございましたら、是非ともご参加ください。

概要

近年、膜がないにも関わらず相分離して存在する液状構造物が細胞内に多数存在し、重要な生理学的機能を 担っていることが明らかになりつつある。Biomolecular Condensate(BC)などと総称されるこの構造物は、 蛋白質や核酸の多点的な相互作用により安定化されている。BCには蛋白質が高濃度に含まれていることから、 蛋白質製薬やバイオデバイス作成などへの応用が考えられる。しかしながらBCを大量に作成することは困難である。 発表者は、BC研究とは独立に、Protein Condensate(PC)と名付けた高濃度(-300 mg/mL)の蛋白質を含む液液相分離した 液状物質を開発したので紹介する。PCは蛋白質水溶液に陰イオン性および陽イオン性界面活性剤を適切な量比で 混合することで瞬時に形成する。グラムスケールの大量作成も容易に行える。PCは透明な液体であり、 CDスペクトルの測定などから内部の蛋白質は変性せずに機能を保持していることが確認されている。 SAXS測定では蛋白質が内部で一定間隔で詰まっていることを示す明確な散乱ピークが観察される。 PCは単離精製された蛋白質からのみではなく、混合物からも作成することができる。大腸菌の総可溶性蛋白質画分から PCを作成しそのプロテオーム解析を行ったところ、約70%の種類の蛋白質がPCを形成しており、本技術の高い汎用性が示された。 鶏卵の白身のPCからの強靭なゲル材料の作成等、その応用利用についても議論する。また、中国での研究生活等についても紹介したい。

興味のある方はご参加ください。


講師
野島達也 博士(東南大学(中国南京)生物電子学国家重点実験室/生物科学与医学工程学院)
演題
液液相分離したタンパク質凝縮相の創成とその応用

細胞制御工学研究センターコロキウム 0042 ポスター

細胞制御工学研究センターコロキウム 0042 ポスター

東京工業大学 科学技術創成研究院 細胞制御工学研究センター

丹羽 達也

E-mail : tniwa@bio.titech.ac.jp
Tel / Fax : 045-924-5784

更新日:2018.10.12

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