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グリーン合成技術の創出を目指し「つばめBHBグリーンアンモニア協働研究拠点」を設置

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2024.06.11

東京工業大学(以下、東工大)は、つばめBHB株式会社(以下、つばめBHB)と、アンモニアの合成・利用のための高効率触媒に関する研究を行う「つばめBHBグリーンアンモニア協働研究拠点」を東工大オープンイノベーション機構の支援により設置し、6月5日に協定締結の調印式を行いました。

(左から)つばめBHB 中村公治 代表取締役CEOと東工大 益一哉 学長

(左から)つばめBHB 中村公治 代表取締役CEOと東工大 益一哉 学長

つばめBHBは、オンサイトアンモニア生産システムの社会実装・商用化を目指して設立された、東工大発のベンチャー企業です。このオンサイトアンモニア生産システムでは、東工大で発見された無機エレクトライドを中心とする材料群を、アンモニア合成触媒として活用しています。今回、「つばめBHBグリーンアンモニア協働研究拠点」を設置することで、東工大のアンモニア触媒に関する知見とつばめBHBの触媒の工業化や反応プロセスに関する技術を踏まえた新たなアンモニア、およびアンモニア由来のさまざまな化合物のグリーン合成技術の創出を目指します。

これまでも、無機エレクトライドの創始者である東工大の細野秀雄栄誉教授(国際先駆研究機構 元素戦略MDX研究センター 特命教授)の研究室と共に、つばめBHBはアンモニア合成触媒に関する共同研究を進めてきました。無機エレクトライドとその関連材料は、アンモニア合成に関してより高効率な新規材料が創出されているだけでなく、さまざまな反応に対して効率的な触媒作用を示すことが見いだされており、本協働研究拠点設立によりこれらの東工大発の技術シーズの社会実装をさらに加速していきます。

つばめBHBグリーンアンモニア協働研究拠点の概要

 名称

つばめBHBグリーンアンモニア協働研究拠点

 設置場所

神奈川県横浜市緑区長津田町4259番地
東工大 すずかけ台キャンパス S4棟201号室・R1-A棟209号室

 設置期間

2024年6月1日~2027年5月31日

 研究題目

アンモニアの合成・利用のための高効率触媒に関する研究

 拠点長

細野秀雄(東工大 栄誉教授、国際先駆研究機構 元素戦略MDX研究センター 特命教授)

 副拠点長

北野政明(東工大 国際先駆研究機構 元素戦略MDX研究センター 教授、材料コース 主担当)
横山壽治(つばめBHB 研究開発部門 エグゼクティブフェロー CTO)

協働研究拠点とは

企業と東工大協働の研究企画チームを設置し、組織対組織で新しい研究テーマの企画や共同研究を行うものです。協働研究拠点の活動は、東工大のオープンイノベーション機構が支援します。

オープンイノベーション機構について

オープンイノベーション機構とは、東工大が強みのある、エネルギー分野、材料分野、および注力して取り組む機械分野、バイオ分野を中心に大型の研究活動として、東工大と各企業が連携し「国立大学法人東京工業大学 オープンイノベーション機構協働研究拠点」を設置。渡辺治理事・副学長の指揮のもと、桑田薫理事・副学長、機構長、大嶋洋一副学長、副機構長、教授・統括クリエイティブ・マネージャーの意思決定により、大型の共同研究活動を迅速に進めていく体制を整備し研究を行っています。

つばめBHBについて

つばめBHBは、「独創的な技術を活用することで環境・食糧問題にかかる人類課題を解決し、持続可能な社会を実現する」を理念に掲げ、低圧・低温にて生産することで通常より大幅に二酸化炭素の抽出を抑える技術を活用し小規模分散型プラントでのオンサイトアンモニア生産の実用化を目指すディープテック企業です。2017年に創業、東工大の細野栄誉教授が開発したエレクトライド触媒技術を活用し、現在は北米、南米、豪州、アフリカ等を中心に海外展開を強化しております。昨年は国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)に日本政府から誘致され、ブース出展しております。

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本件に関するお問い合わせ

東京工業大学 総務部 広報課

Email media@jim.titech.ac.jp
Tel 03-5734-2975 / Fax 03-5734-3661

つばめBHB 広報担当 早田

Email n.hayata@tsubame-bhb.co.jp

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