教育

材料系(学士課程)学びの体系

幅広い基礎を身につけて専門分野へ、
材料研究者・技術者としての礎を築く。

200番台・300番台の科目において、1年目に数学・物理・化学等の基礎知識を修得した後、 材料の物性論と合成法の基本原理である量子力学、熱力学を必修科目として学びます。その後、 各種の材料に関する物理、化学を体系的に幅広く学び、実験科目を通じて基礎知識の理解を深めるとともに、各種の実験技能を修得します。また、「学士特定課題研究」を行うことにより、実践的な研究遂行能力を身につけるとともに、創造力や、説明力・表現力を育成し、材料研究者、技術者としての基礎的な素養を身につけられるよう構成されています。

  1. 1年目

    科目コード:100番台

    学士課程へ入学後1年目は、専門分野にかかわらず全学共通の必修科目を中心とした基礎教育を学びます。理工系人材として必要な共通する基礎教育である「導入・基礎科目」(100番台科目)により基礎的能力を涵養します。この「導入・基礎科目」(100番台科目)とは、今後修得を目指す専門分野にかかわらず、本学の学生として必要な知識とマインドを身につけることを目的に設置しています。

  2. 2年目
    3年目

    科目コード:200番台~300番台

    「導入・基礎科目」の学修により所定の要件を満たした学生は、学士課程2年目以降の学院・系における専門教育として、それぞれの系が用意する「基盤科目」(200番台科目)及び「展開科目」(300番台科目)の学士課程カリキュラムに沿って科目を履修します。

    • 材料系基礎科目群
      材料の性質、それらが現れる仕組み、さらに合成方法を理解するための基礎となる量子力学や熱力学などを材料系共通の必修科目として学びます。
    • 金属科目群
      金属物理学、金属化学、および金属材料学に大別した専門科目を体系的に学び、金属工学の専門性を深めていきます。
    • 有機材料科目群
      有機材料工学の基礎理論の根幹となる有機化学、および物理化学を中心に学ぶとともに、有機材料工学に関連する数学や分析技術を学びます。さらに、先端研究を理解するための知識を修得していきます。
    • 無機材料科目群
      無機材料の、構造科学、物性科学、反応科学、プロセス科学を体系的に学び、その後の実験や実践的学修につなげていきます。
    • 実験・演習科目群
      材料系に共通する基礎実験として「材料科学実験」を必修科目として履修した上で、金属工学、有機材料工学、無機材料工学それぞれの専門性を高めた実験科目を履修して実践的学修を進めます。
  3. 4年目

    科目コード:200番台~300番台

    「展開科目」(300番台科目)の最終段階には、学士課程の総括として、従前の「学士論文研究」に相当する「学士特定課題研究」を設置し、研究を通じてこれまでに修得した能力を総合的に鍛えます。更に、「学士特定課題研究」を履修することにより芽生えた科学・技術に関する研究への動機づけを強化することを目的として「学士特定課題プロジェクト」を設置し、学生個々の興味・関心に応じて能動的に科学・技術に関連する活動を行う機会を提供します。

     学士課程を4年間で卒業する標準的なモデルを示しています。

  4. 進学(入学試験)

    学士課程から修士課程に進むには入学試験に、修士課程から博士後期課程に進むには進学の審査に合格する必要があります。

  5. 大学院課程
    修士課程・
    博士後期課程

    科目コード:400番台~600番台

    材料系からつながる大学院課程には、系の学問領域を深化した「材料コース」、複数の系と関連を持つ「エネルギー・情報コース」「ライフエンジニアリングコース」「原子核工学コース」があります。

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