未来

原子レベルから見えてくる「材料学」のおもしろさ

物質理工学院 材料系
学士課程3年(2018年度)

窪田 るりか さん

窪田 るりかさん

現在受講している講義のうち、ご自身の系で特徴的な講義名を教えてください。
「結晶とフォノン」です。
上述した講義の内容を教えてください。
結晶中の規則的な原子の配列から格子振動といった波とその量子化されたフォノンについて学ぶことで、漠然とした固体という概念から原子・分子レベルの構造をとらえ、固体物性の理解に繋げる、といった内容です。 
上述した講義の楽しさ・魅力を教えてください。
講義で初めて学ぶ概念(逆格子・点群・デバイモデルなど)が多く、理解するのが非常に大変な講義でしたが、身の回りの材料の固体物性が何に起因しているのか、目に見える性質を結晶構造や格子振動といったスケールから学んでいくことで、材料開発の計算性や可能性を感じました。また、古典・アインシュタイン・デバイモデルという格子比熱の導出方法の発展についても学びましたが非常に興味深いもので、自分の学ぶ分野が長い歴史の上にあることを実感でき、これからの学習の大きなモチベーションとなりました。
東工大でのこれからの未来・あなたが抱く夢を教えてください。
東工大には最先端の材料研究をされている教授がたくさんいるので、講義や研究室訪問を通してそういった方の考えに積極的に触れていきたいです。将来は材料屋になって、既存の製造プロセスの改良や新たな材料開発の場で働きたいです。  

※記事の内容は取材当時のものです

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