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中田伸生准教授が本多記念研究奨励賞を受賞

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2020.11.18

東京工業大学 物質理工学院 材料系の中田伸生准教授(材料コース 主担当)が公益財団法人本多記念会の2020年「本多記念研究奨励賞」を受賞しました。贈呈式は、11月6日、ウェスティンホテル仙台(宮城県仙台市)で行われました。

贈呈式に出席した中田准教授

贈呈式に出席した中田准教授

本多記念会によると、本多記念研究奨励賞は「わが国の若い研究者で、理工学特に金属及びその周辺材料に関する研究を行い、優れた研究成果または発明を行ったものに対して贈るもので、これにより受賞者の今後の発展を奨励することを目的とする記念賞」であり、賞状および褒奨金が贈呈されます。

本多記念会は、日本の物理冶金学の創始者として世界的名声をかち得た本多光太郎(1830-1954年)の学徳を永く顕彰することを目的として設立された記念財団です。

  • 受賞対象業績

オーステナイト逆変態を活用した鉄鋼材料の強靭化に関する研究

受賞した中田伸生准教授のコメント

本多記念研究奨励賞を受賞した中田准教授

本多記念研究奨励賞を受賞した中田准教授

この度、本多記念会の本多記念研究奨励賞を受賞させていただき、大変光栄に存じます。受賞題目である「オーステナイト逆変態を活用した鉄鋼材料の強靭化に関する研究」は、私が長らく行っている研究テーマのひとつです。研究をご指導いただいた先生方ならびに一緒に実験に携わってくれた同僚、共同研究者、学生諸君に心から感謝申し上げます。

本賞は、「鉄鋼の神様」と謳われる本多光太郎先生の偉業を記念するためのものです。本多先生は、「今が大切」「つとめてやむな」という言葉を好んだといわれます。新型コロナウイルスの影響で研究にもニューノーマルが求められる時世ですが、「今がチャンス」と捉えて、一層、教育・研究活動に邁進します。

Fe-Ni合金において500℃程度の高温で発現する特異な相変態によるミクロ組織変化のその場観察結果

Fe-Ni合金において500℃程度の高温で発現する特異な相変態によるミクロ組織変化のその場観察結果

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物質理工学院 材料系
准教授 中田伸生

E-mail : nakada.n.aa@m.titech.ac.jp

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