材料系 News

森研究室 ―研究室紹介 #53―

電気を流す有機材料が拓く新しいエレクトロニクス

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2017.03.07

材料系では「金属」「有機材料」「無機材料」の3つの分野にフォーカスし、独創的かつ挑戦的な研究・開発を推進しています。

研究室紹介シリーズでは、ひとつの研究室にスポットを当てて研究テーマや研究成果を紹介。今回は、電気を流す有機材料を研究する、森研究室です。

教授 森健彦

有機材料分野
エネルギーコース・材料コース
研究室:大岡山キャンパス・南8号館806号室
教授 森健彦

研究分野 有機エレクトロニクス / 有機トランジスタ / 有機伝導体 / 物性物理化学
Webサイト 森研究室別窓
森健彦 - 研究者詳細情報(STAR Search)別窓

研究内容と目指すもの

有機物のなかには、半導体として電気を流すものから、金属と同じように高伝導のもの、電気抵抗が完全にゼロになる超伝導性を示すものまであります。有機半導体は有機トランジスタや有機EL、有機太陽電池としての応用にむけて注目を集めており、プラスティックの上に曲がる電子回路やディスプレーを作ったり、有機半導体をインキにして印刷でICを作ったりする有機エレクトロニクスが活発に研究されています。有機トランジスタから有機超伝導まで、新しい有機伝導体を合成してその性質や構造を調べ、すぐれた有機エレクトロニクス材料を開発する研究を行っています。

遂行する研究テーマ

単結晶性有機薄膜トランジスタ

単結晶性有機薄膜トランジスタ

  1. 1.有機トランジスタ材料の合成・開発
  2. 2.有機トランジスタ作成法の開拓とその特性解析
  3. 3.有機熱電材料の開発
  4. 4.有機超伝導体の開発とその物性・非線形伝導
  5. 5.有機伝導体の電子状態・エネルギーバンド計算

有機トランジスタ材料

有機トランジスタ材料

有機伝導体材料

有機伝導体材料

有機トランジスタの作成・特性評価装置

有機トランジスタの作成・特性評価装置

有機超伝導体の電解結晶成長

有機超伝導体の電解結晶成長

材料系の全研究室を紹介したパンフレットは広報誌ページでご覧いただけます。

お問い合わせ先

教授 森健彦
E-mail : mori.t.ae@m.titech.ac.jp
Tel : 03-5734-2427

助教 川本正
E-mail : kawamoto@o.cc.titech.ac.jp

※この内容は2016年4月発行の材料系 有機材料分野パンフレットPDFによります。最新の研究内容については各研究室にお問合せください。

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