材料系 News

早水研究室 ―研究室紹介 #35―

バイオとエレクトロニクスを繋ぐ架け橋

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2016.12.27

材料系では「金属」「有機材料」「無機材料」の3つの分野にフォーカスし、独創的かつ挑戦的な研究・開発を推進しています。

研究室紹介シリーズでは、ひとつの研究室にスポットを当てて研究テーマや研究成果を紹介。今回は、バイオとナノの界面を制御し、新たなナノシステムの構築を目指す、早水研究室です。

准教授 早水裕平

有機材料分野
材料コース・ライフエンジニアリングコース
研究室:大岡山キャンパス・南8号館611号室
准教授 早水裕平

キーワード 新規材料探索、ペプチドの配列設計、自己組織化制御、ナノデバイスの設計
Webサイト 早水研究室別窓
早水裕平 - 研究者詳細情報(STAR Search)別窓

研究内容と目指すもの

近年のナノテクノロジーにおいて、たんぱく質などのバイオ材料とナノ材料を融合させることは、盛んに研究されている課題のひとつです。当研究室では、バイオとナノの界面を制御し、新たなナノシステムを構築すること目指しています。具体的には、機能性固体吸着ペプチドという工学的に設計された微小なたんぱく質を用いて、原子1 層の厚さをもつグラフェンなどナノ材料の表面にペプチドのナノワイヤーやナノクラスターを自己組織化させます。ペプチドの精緻な設計に加え、トップダウン手法によって作製されるナノ材料テンプレートを用いて、二つの材料の特性・機能をあわせ持つ、バイオ・ナノ複合システムを設計、構築し、自律的に機能する新規ナノシステムの創製を目指します。

遂行する研究テーマ

原子間力顕微鏡画像グラフェン上のペプチド・ナノワイヤー

原子間力顕微鏡画像グラフェン上のペプチド・ナノワイヤー

  1. 1.新規材料探索、ペプチドの配列設計、自己組織化制御
  2. 2.ナノデバイスの設計、作製、評価およびバイオ材料による修飾
  3. 3.制御されたバイオ・ナノ界面を有する新規ナノデバイスの作製
  4. 4.ペプチド自己組織化の機構解明(実験・数値解析)
  5. 5.新規測定系の開発(バイオ・ナノ界面を理解する新たな手段)
  6. 6.光・電子系を用いたバイオ・ナノ界面のエネルギー伝達の理解

グラフェン上のぺプチド数値計算

グラフェン上のぺプチド数値計算

ペプチドの自己組織化機構の模式図

ペプチドの自己組織化機構の模式図

材料系の全研究室を紹介したパンフレットは広報誌ページでご覧いただけます。

お問い合わせ先

准教授 早水 裕平
E-mail : hayamizu.y.aa@m.titech.ac.jp
Tel : 03-5734-3651

※この内容は2016年4月発行の材料系 有機材料分野パンフレットPDFによります。最新の研究内容については各研究室にお問合せください。

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