材料系 News

笹川研究室 ―研究室紹介 #25―

電子機能物質のフロンティアを切り拓く

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2016.11.22

材料系では「金属」「有機材料」「無機材料」の3つの分野にフォーカスし、独創的かつ挑戦的な研究・開発を推進しています。

研究室紹介シリーズでは、ひとつの研究室にスポットを当てて研究テーマや研究成果を紹介。今回は、新物質・新機能の発見と、そのメカニズムの理解を目指した研究を行う、笹川研究室です。

准教授 笹川崇男

無機材料分野
材料コース・エネルギーコース
研究室:すずかけ台キャンパス・J1棟503号室
准教授 笹川崇男

研究分野 超伝導 / トポロジカル電子状態 / ナノテク新素材 / 電子デバイス材料 / 無機材料
キーワード 新奇超伝導体、トポロジカル電子物質、スピン偏極物質、ナノテク新素材、単結晶、精密物性測定、第一原理計算
Webサイト 笹川研究室別窓
笹川崇男 - 研究者詳細情報(STAR Search)別窓

高温超伝導体を超えるような新物質・新機能の発見と、そのメカニズムの理解を目指しています。研究を通じて、次世代のリーダーとなる資質を持つ人材が、当研究室より数多く輩出されることにも期待しています。

研究テーマ

超機能をもつ新物質・新物性の探索・設計

「理屈っぽく」「手段を選ばない」「一発当てたい」を合言葉に、第一原理量子シミュレーション、不活性雰囲気合成、超高圧合成など、あらゆる手法を駆使。

機能物質の単結晶開発

精密物性測定の出発点、薄膜デバイスの素材、電子相制御・電子機能設計の舞台として。

先端量子計測による超機能のメカニズム解明

物性をミクロに支配しているエレクトロンやフォノン、マグノンの運動状態を精密測定する“量子力学の直接観察”の実践により、超機能の本質に迫る。

研究室の特色

作り(精密組成制御試料・単結晶)、測り(マクロ物性・先端量子測定)、考え・予測・設計する(第一原理計算)という物質科学研究の醍醐味を全て味わえます。国内外に張り巡らせた共同研究ネットワークとこれらの武器を組合せて、機能物質研究におけるホームランを狙います。

笹川研の研究アプローチ

研究対象

エネルギー・環境

  • ゼロ抵抗(高温超伝導体・新奇超伝導体)
  • 廃熱発電・省資源冷却(熱電変換材料)

情報・デバイス

  • スピン偏極(磁性体、ハーフメタル、ラシュバ物質)
  • 高速・高効率・低消費電力情報処理(トポロジカル絶縁体、トポロジカル超伝導体)
  • 高密度情報記録(マルチフェロイック物質)

ナノテク

  • 炭素系新素材(ダイヤ分子、グラフェン分子)
  • 低次元物質(黒リン、層状遷移金属化合物)

笹川研の研究成果ハイライト

材料系の全研究室を紹介したパンフレットは広報誌ページでご覧いただけます。

お問い合わせ先

准教授 笹川崇男
E-mail : sasagawa@msl.titech.ac.jp
Tel : 045-924-5366

※この内容は2016年4月発行の材料系 無機材料分野パンフレットPDFによります。最新の研究内容については各研究室にお問合せください。

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