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2018年の本白根山噴火を引き起こした火山地下の割れ目を発見

地下の熱水につながる開閉する割れ目が水蒸気噴火の原因に

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2021.08.30

ドローンを用いて撮影した噴火後の本白根山の主火口。

ドローンを用いて撮影した噴火後の本白根山の主火口。

東京工業大学 理学院 火山流体研究センターの寺田暁彦講師、神田径准教授、小川康雄教授は、京都大学、東北大学、北海道大学、気象庁気象研究所と共同で、群馬県西北部に位置する草津白根火山の本白根山の地下に、地表へ熱水を運び、水蒸気噴火を引き起こす原因となる割れ目を発見した。

本研究では、本白根山で2018年1月に発生した水蒸気噴火の発生時に、本学・草津白根火山観測所が測定したデータなどを解析し、本白根山噴火口直下の深さ約1 km前後を中心とする位置に、ほぼ直立した割れ目があることを確認。地下2 km前後に存在する熱水貯留域の熱水と地表をつなぐこの割れ目が急に開閉したことで、噴火が発生したという結論に至った。

詳しくは下記東工大ニュースをご覧ください。

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