教育

地球惑星科学系(学士課程)学びの体系

幅広い基礎を身につけて、
地球惑星科学の土台をつくる。

地球惑星科学系(学士課程)では、1年目の基礎科目、2年目の数学・物理学・化学系科目、地球惑星科学の序論科目、及び実験系科目を通して、地球惑星科学を学ぶ上で必要となる共通の基礎を身につけます。
3年目からは、専門性を高めた科目をバランスよく学び、実験系科目によって実践力を養います。地球惑星科学がカバーする学問分野は多岐にわたり、相互に関連し合っているため、学生が自分の興味を深く掘り下げながら、幅広い視野をもって学修することが可能です。

  1. 1年目

    科目コード:100番台

    1年目は、高校より高度な内容の数学・物理学・化学・生命科学を学習し、2・3年目の専門科目の基礎を修得します。地球惑星科学分野の科目として、宇宙地球科学(講義)、宇宙地球科学基礎ラボ(地球物理)、宇宙地球科学基礎ラボ(地球物質)、宇宙地球科学基礎ラボ(天文宇宙)などの入門編が開講されます。初めて「地惑」に触れる人も、地球・惑星・宇宙の科学をしっかりと学べます。もっと楽しみたい人は、折々に催される地惑天体観望会、地惑セミナーへぜひどうぞ。

  2. 2年目
    3年目

    科目コード:200番台~300番台

    2・3年目の授業では、1年目よりもさらに高度な「地惑」としての数学・物理学・化学を学びます(地惑のx軸)。実験・野外実習・数値解析の実験系科目(地惑のy軸)と、地球・惑星・宇宙・生命の講義科目(地惑のz軸)が開講されます。これらを学習しながら、自分に合ったx-y-z座標系の交点を見つけ出していきます。

    • 数学・物理学・化学系科目群
      宇宙空間の重力場・電磁場はベクトル場として、惑星形成過程は時間に関する力学微分方程式として、地球内部構造は化学反応と熱力学に基づいて表されます。このように「地惑」にとって必要な数学、物理学、化学を学びます。
    • 地球惑星科学科目群
      東工大「地惑」は、太陽系惑星・系外惑星の形成・進化を理論・観測で研究する分野、地球・月内部及び周囲の宇宙空間における物理現象を研究する分野、地球・惑星・隕石を物質として研究する分野の主に3つからなります。生命関連分野の科目もここに含まれます。これらの専門的基礎を学びます。
    • 実験系科目群
      「地惑」では、実際の自然にできるだけ自分で直接に、そして科学的にアプローチすることが大切です。そのために、実験・観測・野外調査・データ解析・数値シミュレーションなどのスキルを修得します。
  3. 4年目

    科目コード:200番台~300番台

    自分の関心に合った研究室に所属し、地球惑星科学の研究を開始します。研究テーマに沿って実験、野外調査、観測、理論、数値シミュレーション、データ解析を行い、研究室セミナーで教授陣、大学院生と議論します。結果を卒業論文にまとめ、公開の発表会で一人一人が発表します。

     学士課程を4年間で卒業する標準的なモデルを示しています。

  4. 進学(入学試験)

    学士課程から修士課程に進むには入学試験に、修士課程から博士後期課程に進むには進学の審査に合格する必要があります。

  5. 大学院課程
    修士課程・
    博士後期課程

    科目コード:400番台~600番台

    地球惑星材料系からつながる大学院課程には、系の学問領域を深化した「地球惑星科学コース」、複数の系と関連を持つ「地球生命コース」があります。

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