「人間」 を見る
視点を交差させよう×クロスビュー
2大学の統合により、多様な学問分野の展開が叶えられました。
多彩な視点から、1つのテーマについて語るクロスビュー。scientia創刊号では「人間」について思考します。
人類が生きられる地球環境の成り立ちを探る
理学院 地球惑星科学系 上野雄一郎 教授
地球環境は約45億年を通して変動してきました。人間の呼吸に必要な酸素大気は約23億年前に、食べ物となる動植物は約5億年前に登場しました。そのような億年スケールの地球環境を調べるため、太古の地層から取り出した分子がどこから来たのかを調べる技術を開発し、地球と生命の歴史の謎に迫っています。