地球惑星科学系 News

太陽よりも低温な恒星をまわる太陽系外惑星を多数発見

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2018.03.01

東京工業大学 理学院 地球惑星科学系の平野照幸助教、宮川浩平大学院生(修士課程2年)、佐藤文衛准教授、同大学の地球生命研究所(ELSI)の藤井友香特任准教授らの研究チームは、NASAのケプラー宇宙望遠鏡による観測(K2ミッション)で取得したデータを解析し、さらに地上の望遠鏡での追加観測で、低温な恒星(M型矮星[用語1])を周回する地球の3倍以下のサイズの太陽系外惑星[用語2]を新たに15個発見した。
特に明るいM型矮星であるK2-155のまわりには3つのスーパーアース[用語3]が見つかり、このうち一番外側の惑星K2-155dは惑星と恒星が適度に離れているため、表面に液体の水が存在する可能性があることが分かった。
また、これまでよく分かっていなかった低温な恒星を周回する惑星についてその特徴を調査したところ、惑星半径など太陽に似た恒星を周回する惑星の特徴とよく似ていることが分かった。
研究成果は、2月23日発行の米国科学誌「Astronomical Journal (アストロノミカルジャーナル)電子版」に掲載された。

詳しい研究紹介は、下記のプレスリリースをご参照ください。

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