地球惑星科学系 News

地球初期の大気環境復元に手がかり

二酸化硫黄の紫外吸収スペクトルを全同位体で決定

  • RSS

2016.04.01

同位体ごとに吸収波長がシフトしていると同時に吸収断面積の大きさも異なる。そのため、照射される紫外線のスペクトルに応じて、それぞれの同位体分子種の光解離反応速度が変わり、同位体異常を生じる原因となる。

同位体ごとに吸収波長がシフトしていると同時に吸収断面積の大きさも異なる。そのため、照射される紫外線のスペクトルに応じて、それぞれの同位体分子種の光解離反応速度が変わり、同位体異常を生じる原因となる。

地球惑星科学系の上野雄一郎准教授らは、四つすべての硫黄安定同位体を含む二酸化硫黄の同位体分子種の紫外吸収スペクトルを世界ではじめて決定しました。本研究で得られた同位体分子種情報を用いることによって、25億年以上前の堆積物に残された同位体異常の情報から、地球初期の大気化学過程の手がかりを得ることができます。研究内容の詳しい紹介は、下記のリンクを参照してください。

  • RSS

ページのトップへ

CLOSE

※ 東工大の教育に関連するWebサイトの構成です。

CLOSE