未来

シリコンバレーで「仕事力」や「経験」を磨く

DiscoverX Corporation
Account Manager and Marketing Specialist, Asia Pacific

大滝 祐子 さん

大滝 祐子さん

現在の仕事について教えてください。
さまざまな創薬ターゲットに対する研究ツールを開発・提供し、創薬支援を行っているバイオベンチャーにて、日本を含むアジア環太平洋地域を担当し、マーケティング・セールス・技術サポートなど、多岐に渡る業務に携わっています。ベンチャーですので“決められた仕事をする”という働き方ではなく、自ら目標・計画・戦略を立て、業務を進めていけるところにやりがいを感じます。
東工大での経験や学びは、いまの仕事にどう活きていますか?
バイオ業界で仕事をするにあたり、学生時代に学んだ専門知識はなくてはならないものだと思います。また研究を通じて鍛えられたプロジェクト管理、論理的思考、プレゼンテーション力などは、あらゆる仕事において活かされています。今振り返れば、研究室時代には常識知らずの学生であった私に、“社会人”としての仕事の進め方を一から教えていただいたことに大変感謝しています。同級生や研究室の先生・先輩方との人脈も学生時代に得た宝物です。また、シリコンバレーには東工大の同窓会があるのですが、学科や専門は様々ですが米国で活躍されているOBの方々とのつながりも、米国にて生活・仕事をしていく上で大変貴重であると感じます。
今後の目標を教えてください。
アメリカでは「終身雇用」という概念がないので、一つの会社で定年まで勤め上げるということが当たり前ではありません。つい最近のことですが現在勤務しているDiscoverXは、Eurofins Scientificに買収されましたので、今後も変化がたくさんあることでしょう。一つの仕事に固執せず、どこにいっても通用する“仕事力”や“経験”をどんどん身に着けていきたいと思っています。今後も医薬品開発に関わる業界でキャリアを積んでいきたいです。
最後に、東工大を目指す人に一言お願いします。
大学時代の友人は現在は皆様々な仕事についていますが、今でもキャリアや家庭のことなど何でも相談し合える友人がたくさんいます。また同窓会で出会う東工大OBは、皆真面目で仕事・研究が大好きな似た雰囲気を持った方が多く、不思議と初めて会ったとは思えない安心感があり、先輩・後輩関係なくよい刺激を受けています。東工大で専門知識を学ぶだけでなく、是非同じ志をもつ友達や生涯の宝となる人脈を構築してください。

おおたき・ゆうこ(神奈川県出身)

1998年
東京工業大学 第7類 入学
2002年
東京工業大学 生命理工学研究科 生体分子機能工学科 卒業
2004年
東京工業大学 生命理工学研究科 生体分子機能工学専攻 修士課程修了
2004年
第一製薬株式会社 入社
2005年
米国へ転居、B-Bridge International Inc. 入社
2014年
DiscoverX Corporation 入社

※記事の内容は取材当時のものです

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