材料系 News
12月6日に大岡山キャンパス西5号館レクチャーシアターで創造性育成科目の事例発表会が実施されました。
創造性育成科目とは、課題や解決方法を教員から一方的に与えるのではなく、学生自らが能動的・発見的に学習する機会を設け、新しいものや技術、アイディアを生み出すための創造力を育むための工夫を行っている講義科目のことです。
第5回目となる今回は、前半には、系・コース・学科での良い講義事例を共有することを目的に、「金属工学創成プロジェクト」、「社会・人間科学多文化関係構築演習」、「国際開発工学コロキウム」、「電気電子工学創造実験」の4件の事例発表が行われました。
担当教員が各講義の概略を説明した後、実際に受講した学生が当時の講義風景、講義に対する感想を交えた体験談を発表しました。
各講義における学生たちの工夫が伝わってくる発表が続き、良い事例を共有するという本会の意図が十分満たされた事例発表となりました。
後半には、「学生が主体的に学修に取り組むために」をテーマにパネルディスカッションが行われました。教育革新センターの田中岳教授の進行により、今回事例発表を行った科目の担当教員である小林郁夫准教授、猪原健弘教授、江頭竜一准教授、水本哲弥教授の4名に加えて、ものつくり教育研究支援センター長の山田明教授がパネリストとして参加しました。
学生が主体的に学修に取り組むためにどのような工夫を行っているかなどについて、各系・コースの垣根を越えた活発な議論が交わされました。
パネルディスカッションの様子
今回のパネルディスカッションでは、主体性や創造性の涵養が各事例で行なわれていることが明らかだったため、あえて「主体性とは?」や「創造性とは?」などの概念的な質問はせず、討論では次のような視点にフォーカスして意見交換が行われました。
討論することで発露されたと思われるユニークな発言としては、
などがあり、パネルディスカッション自体が創造性を育む豊かな意見交換の場となりました。
発表会後に行われた参加者へのアンケートでは、
といった意見があり、大変好評を得ていることがわかりました。
発表会後には、ものつくり教育研究支援センターで平成28年度創造性育成科目のポスター見学および懇親会が行われました。
リラックスした雰囲気の中、各科目の講義の実施状況や特色について情報共有を行うとともに、さまざまな分野の教員及び学生が本学の教育について意見交換を行いました。
これらのポスターは、引き続きものつくり教育研究支援センター(大岡山キャンパス南2号館1階)に展示されています。
創造性育成科目は毎年、系、コース、専攻、学科から申請を受け、登録・選定を行っております。平成28年度の登録科目ついては、下記のページをご覧下さい。