化学系 News
6月12日、フランス・レンヌ市にて開催された国際学会UCM2018(2018年物質の超高速制御に関する国際会議) の歓迎会において、理学院 化学系の腰原伸也教授、東京大学の大越慎一教授、および東工大、東京大学が、 レンヌ第1大学等を始めとする日仏研究交流に多大な貢献をしたとして、レンヌ市から表彰を受けました。
表彰式では、レンヌ市のイザベラ・ペレリン副市長とレンヌ第1大学のダヴィッド・アリス学長から、
まず、レンヌ第1大学と東工大、東大において、学生交流における授業料不徴収を含めた長い交流の
歴史があることが触れられました。
こうした交流が、腰原教授がヘルベ・カイヨ教授等と協力して尽力した国立研究開発法人新エネルギー・
産業技術総合開発機構(NEDO)の国際共同研究や、腰原教授が研究総括としてレンヌに研究拠点を設置した
国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業 総括実施型研究(ERATO)
によって進展したこと、その後、人材交流・若手育成面で東工大の榎敏明教授(当時)、森健彦教授が
レンヌ第1大学のランセン・オウアハブ、ヘルベ・カイヨ両教授と協力して責任者を務めた2つの事業、
日本学術振興会(JSPS)の若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)と、
フランス国立科学研究センター(以下、CNRS)との二国間協定を結んだ先端研究拠点形成事業へと発展したことが紹介されました。
さらに、EU統合連携プロジェクトであるエラスムス・ムンドゥスの物質・材料 研究プロジェクト
MAMASELF(ママセルフ)で、東工大がパートナーに指定されたことも紹介されました。
そして最後に、これらの基礎の上に、東工大を含む日仏8大学、CNRSによる国際共同研究所(以下、LIA)が
2016年12月に発足したことが語られ、このLIA発足に尽力し、現在日本側責任者を務めている東大の大越教授
へも厚い謝辞が述べられました。