未来

新たな反応開発や、複雑な炭素骨格を有する化合物合成に取り組む

理学院化学系
修士課程1年(2019年度)

高野 拓人 さん

高野 拓人さん

研究テーマを教えてください。
レニウム触媒を用いた効率的有機合成反応の開発です。
研究内容を教えてください。
レニウム触媒と容易に入手可能な有機化合物原料から「α,β―不飽和カルベンレニウム錯体」という高反応性活性種を発生させ、その特異な反応性を活かすことで複雑な炭素骨格を有する化合物を一挙に合成する新反応を開発しています。
その研究の楽しさ・魅力を教えてください。
研究をやっていて自分が予想していた結果ではないことが起きた時、なぜこのようなことが起こるのかを考えることが非常に楽しいです。また、望みの化合物をやっとの思いで合成できた時も達成感があり、とても充実したものとなっています。
その研究の先にある未来・あなたが抱く夢を教えてください。
入手容易な分子から複雑な化合物を一挙に構築することを夢として持っています。医薬品や天然物は複雑な骨格を有していることが多いので、自分が開発した反応を用いて、それらを短工程で合成したいと考えています。

※記事の内容は取材当時のものです

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