未来

遷移金属が持つ可能性は未知数。やりがいのある研究です

理学院化学系化学コース
博士後期課程1年(2017年度)

渡邊 翔也 さん

渡邊 翔也さん

研究テーマを教えてください。
「遷移金属錯体を用いた有機合成反応の開発」です。 
研究内容を教えてください。
遷移金属錯体を用いて、単純な有機化合物から天然に存在する化合物や医薬品に含まれるような複雑な炭素骨格を一挙に合成する反応の開発を行っています。
その研究の楽しさ・魅力を教えてください。
遷移金属とは、周期表の第3族から第11族までに存在する元素の総称であり、これら遷移金属を利用した有機反応の開発は現在でも世界中で盛んに行われています。遷移金属が持つ可能性は未知数であり、これまでに見たことのない反応やこれまで進行しないと思われていた反応を進行させる重要な役割を果たすかもしれません。そのため、遷移金属の可能性の探索、そして、入手容易な原料から入手困難な有機化合物を合成する画期的な有機反応の開発は、非常にやりがいのある研究です。
その研究の先にある未来・あなたが抱く夢を教えてください。
有機反応の開発という分野は、材料や医薬品の合成に直結する非常に重要な分野です。私は、今の研究を通して、将来材料や医薬品などの合成に利用できるような有機反応の開発を目指していきたいです。

※記事の内容は取材当時のものです

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